撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

あなたに逢えるまで

約束をする。楽しみに待つ。ちょっぴり不安。すこしプレッシャー。 そして、いよいよその時になれば、心は自然と浮き立ってくる。流れる ところへ流れて行くだけ・・・。 何かを創り上げる作業の、心の動きと似ている。 約束は、誰かと交わすもの。あたしを…

生きて死ぬ智慧

柳澤桂子さんという方の書いた、般若心経。 分からないけど、分かる。涙が出てくる。 何もないからこそ、ひたすらに生きたいと思う。 生きて死ぬ智慧作者: 柳澤桂子,堀文子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/09/18メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 42…

いいわけ(純情きらり)

冬吾の言葉で思うことがあった。達彦の言葉に、それはいいわけ じゃないのか?ときっぱりという。 生きることに精一杯のときはそれだけで生きていけるが、なにも なくなったとき、どうやって生きていっていいか分からなくなる、と。 渦中では、何をしている…

思い出が溢れ出す(純情きらり)

冬吾、やっぱり山長にあらわれたね。神社の祠の前で、達彦と 話をしたのを思い出す。キューピッドは冬吾だ!と思った覚えが ある。 仙吉さんが達彦に話す。桜子の山長での日々を。仙吉は、達彦を 小さいころから見守ってきたのだろう。そのまなざしで、桜子…

結婚できない男

人間ってぶきっちょなひとほど素直じゃない。自分のこころを人に 伝えるというのは、相当な資質か訓練がいるようだ。 犬のように、うれしかったらわかるしっぽがついてたらだいぶ 助かるかも。でも、しっぽが揺れなかったら寂しいからやっぱり それもいやか…

感じるたべもの

久々のフレンチ。おいしかったのでみせびらかしちゃいます。オードブル:生ハムと野菜のテリーヌ スープ:トウモロコシの冷製スープ・・3層になった中身に技あり 魚料理:鯛を使ったもの・・説明がむずかしい 肉料理:大麦牛のオリーブ風味ソース(?)これ…

冬吾みたいな奴(純情きらりで思い出したこと)

昔、なんでもしゃべれる奴がいた。ほかの人とはしゃべらないこと 女の子の親友にはしゃべれないような恋の悩みまで聞いてもらってた。 よく一緒にいるくせに全然恋愛感情なんてなかった。彼女がいたのか いなかったのか、そんなこと聞きもしなかった。 一度…

剥き出しの

愛してるって伝えたくて あなたをみつめていたら あなたはまつげにキスしてくれた あなたの心の高ぶりが からめた指から伝わったから 力を込めて握り返した いいよ そのままでいいよ 剥き出しのココロを 見せられる場所 裸のわたしで いられる場所 ふたりの…

音楽を通して(純情きらり)

桜子の最後の授業。桜子を慕う子供達。桜子の弾いたピアノの音色と ともに、桜子の思い出は子供たちに残るのだろう。桜子のことを忘れる ほど、時が過ぎたとしても、ジャズのそのリズムを聴いたとき、子供達は 戦後の苦しい時期にも、いっとき声をあわせて歌…

かわらないなあ・・(純情きらり)

達彦がカフェマルセイユにやってきた。彼なりに、少し乗り越えたの だろうか。昨日までの、時に虚ろに、おびえたような色を映していた 彼の瞳が、すこし落ち着きを取り戻しつつあるように見えた。自分で 自分のことが見えてきた・・というのは進歩なのだろう…

えがったなあ・・(純情きらり)

冬吾が岡崎にやってきた。笛子に絵を描くことを強制されて もう、やってられなくて逃げ出してきたらしい。「戦争が終わったと いうのに、おれは今が戦争だ」と、終わったばかりにしては不謹慎な 喩え。本当のぎりぎりのなかでの他人の不幸は同情するし、胸も…

心の色・空の色「空の色ににている」

絵を描くひと。図書館。陸上選手。野球部員。花。猫。 う〜ん、もう一度読みたくなった。内田善美の詩のような言葉が好きだ。空の色ににている (ぶーけコミックス)作者: 内田善美出版社/メーカー: 集英社発売日: 1981/05メディア: 新書 クリック: 14回この商…

寄り添う(日常編)

ラグビーの土曜練習が始まった二男は、今朝は筋肉痛を訴えていた。 パニックに弱い彼は、涙を滲ませそうな勢いだった。おまけに、兄には いじめられ続け、発言は軽視され、という、可愛そうな環境も手伝って 自分が窮地に立たされると、いきなり被害者意識が…

戦争は終わっても(純情きらり)

朝から純きら3連続です。早い二人は、ほとんど見ずに家を出て 行くが、8時過ぎに出る長男は、ごはんを食べながら、シャワーを 浴びてから着替えながら、目の端にちらちらと入るらしい。 達彦を見て「まだ、戦争の服を着ている」 戦友の遺族のところへ行く…

酔っぱらい考

子供は子供が嫌い、というが、酔っぱらいは酔っぱらいが嫌いだ。 正しくは、先に酔っぱらってしまって、面倒みさせられるのが 嫌いだ。(大学のころなんか、かいがいしく世話やいてたよな・・) できれば、同じ程度に楽しんで、何とか自分で面倒見られる程度…

すべて・・・

すべて、を、凡て、とあらわした合唱曲の詩があった。 「雲雀にかわれ」という曲だ。高校の合唱コンクールで、 歌った。はっきり言って、当時その意味はよくわからなかった。 でも、強烈な印象を受けて、今も忘れられない曲になっている。 合唱曲ではポピュ…

宝石の言葉・ひきがえるの言葉

小さな頃読んだ、グリム童話のなかで、魔法で、いいことをした女の子は しゃべるたびに宝石が散らばり、悪いことをした女の子は、しゃべるたびに ひきがえるなんかの気持ち悪いものが飛び出してくる・・・というくだりが あったのを覚えている。 小さい頃は…

静かな決心(純情きらり)

「ゆるしません」と言った美しい顔が心から離れない。泣くことも 怒ることもせずに、静かにそのひとは話した。 あなたをゆるさない。戦争をゆるさない。そして、戦争を拒否しなかった 自分をゆるさない。 桜子は、達彦の苦しみを自分にも起こりうることだっ…

ゆるさない(純情きらり)

ゆるさないこと それは忘れないこと ゆるされないこと それは忘れられないこと あなたが忘れないことによって わたしは永遠に生きていられる 忘れられないこと それは愛すること 忘れないこと それも愛すること そして 過ちをくりかえさぬこと 涙を流してで…

痛みを持ちながら歩く(純情きらり)

今日3回目の純情きらり。やっと桜子を見ることができた。 最後のつぶやきが切ない。「どうしてもとりもどせんことってあるん だね。達彦さんが帰ってきてくれさえすれば何もかも元に戻ると思って いたのに・・」 事実は消せない。良いことも悪いことも。そ…

寄り添うこと(純情きらり)

達彦が苦悩している。戦争で、心に傷を負っている。 鈴村さんが気持ちを思いやっている。考えれば、この人も深い傷を 負ったはずだ。それが、こうして回復するまでにはどれだけの苦しみが あったことだろう。杏子が以前言っていた。ひとは絶望したままでは …

しあわせになる資格(純情きらり)

「半年前まであった地獄」 達彦がそう言った。自分の感情をあらわにしない達彦が桜子に 感情をぶちまけた。しかし、その感情も、何度も何度も達彦が心の 中で繰り返し、問いつめて、自らの心に消えない傷を彫り込んで いるような、悲痛なものだった。自分は…

巡る

夏の記憶残して夏がいく めざめると 秋の風が吹いていた 水面に浮かんだ花びらは 夏の記憶 空と海の青を映すガラスの箱の中 刹那の真実で永遠の愛を誓った 秋には秋の花が咲く どんな誓いの言葉よりも 真実の色をして 巡る季節のその時に いちばんふさわしい…

自分の目でみること

小学校の参観やら発表会を見る機会に恵まれてから、9年目。時々気に なること。子供が目の前にいるのに、子供の様子を見ることをせず、 親同士で情報交換(おしゃべり)しているひとが増えてきていること。 学校の敷地内ではいいですよ。休み時間とか、行き…

ひとりぼっち(純情きらり)

ひとり帰って来た達彦 父はすでにいない 兄弟ははじめからない 母は自分がいない間にいなくなっていた どうして自分はここにいるのだろう みんなが大将と呼ぶ どうして自分は生きているのだろう みんなが母が死んだ話をする どうして死んだ人と生き残った人…

思いがけないこと(純情きらり)

「思いがけない帰還」の、思いがけない・・って誰の気持ちか?って あったけど、それは、誰よりも達彦本人じゃないのか? 死を覚悟して戦地に乗り込み、お国を守るために命を懸けて戦った 兵隊さんたち。戦争で起こったことは平和のなかでは考えられないよう…

達彦さんのいない2週間(純情きらり)

2週間だったんだ・・。かねさんがなくなって、桜子がほんとうの意味で 達彦をなくして、さまよっていた時期は・・。(放映日数でね、もちろん) でも、ずっと長いような気がした。いつ、このトンネルから抜けられるのか と、そんな気持ちだった。この先どう…

アンテナに引っ掛かるもの

きのうから、リンク集を加えてみました。とあるブログ大好きで、毎日 楽しみに見てるんですが、はてなじゃないから、アンテナには入れられ なくて・・。リンクしちゃいました!とお断りしたら、あちらも入れて 下さって、光栄です。気を使わせちゃってごめん…

しあわせは・・(純情きらり)

「幸せってね、そんなにむずかしいものじゃないの。自分の手で 拾おうと思えば、そこにあるもんなの」 今日も杏子さんにメロメロです。鈴村さんと二人いい味出してます。 笛子ねえが、「お金でひとを押し倒すようなやり方下品だ」というのに 鈴村さんが「え…

いわさきちひろさん

婦人雑誌の記事で、久しぶりにいわさきちひろさんの絵をみた。中学生の ころだったか、とても好きで、卒業のお祝いに彼女の絵の入った額と、壁掛け 時計を買ってもらって随分長いこと部屋に掛けていたことを思い出した。 子供を持ってからゆっくり見たことが…