撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

感じるたべもの

 久々のフレンチ。おいしかったのでみせびらかしちゃいます。

オードブル:生ハムと野菜のテリーヌ
スープ:トウモロコシの冷製スープ・・3層になった中身に技あり
魚料理:鯛を使ったもの・・説明がむずかしい
肉料理:大麦牛のオリーブ風味ソース(?)これもだめだむずかしい
デザート:グレープフルーツをハチミツ風味のジュレにしずめたものに
     アイスクリームが乗せてある。アイスはラベンダー風味
 もひとつ:いちじくのお酒を効かせたコンポートにバニラアイスを
      乗せてあるもの。うすいうすいカラメルソース味の板状の
      飴(なんて呼ぶのだろう)が添えてあった


 デザート、グレープフルーツのほうは、フランスプロヴァンス地方の
イメージだそうです。ふたつのデザートで、夏の名残と秋の訪れを
感じさせてもらいました。イチジクに添えられた飴の板を囓ったときは
放生会(博多の秋のお祭り・今日からですね)を思い出しました。


 それにしても、生ハムの感触といい、とうもろこしのスープの3層の
舌触りの変化といい、フランス料理って色っぽいよね!とあじわう私たち。
あの恋愛上手の国民性はこの料理や食材が育むのか!と談義。といいつつ
からだがきれいになるようなさわやかなフランス料理を食べたことも
あるなあ・・と思い出す。


 芸術家が自分の想いを作品に託すように、手紙や書いた文章にその人の
人柄がしのばれるように、お料理にだって、その人の人となりが現れたり
その人がどんな世界を作ろうとしているかの主張があったりするんだろうね。


 とすると、ここのシェフはバリバリ恋愛現役世代のひとかな?しかも
日本ならではの季節感も大切にしてくれている・・。なかなか魅力的でした。


           大濠公園を見ながら・・「花の木」でした。