撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

刹那と永遠(純情きらり)

冬吾は選ばれた芸術家なんだろう。桜子より格段に、桜子より純粋に。 桜子は、冬吾のことを「命を見る力がある」と言った。美しさや、力強さや 命の輝き・・・そのものが秘めている、一瞬の真実を、浮かび上がらせて、 切り取って、映し出すのだろう。刹那の…

抱きしめる(純情きらり)

杏子の祝言の日、八州治に召集令状の知らせが来た。だれも 何も言えない。ひとり気を使ってしゃべり続ける八州治さんが 痛々しかった。しゃべりすぎだ、と言う冬吾に八州治は言う。 おまえは、生き残っておれの分まで絵を描け、赤紙がきたのが おまえでなく…

Tに捧ぐ(純情きらり)

桜子の為に生きていたという冬吾。私にはどうしても達彦抜きには 考えられない。死の淵をさまよったときに冬吾が見た夢はまるで 達彦が見るような夢だ、と以前書いた。そして、桜子がピアノに 向かう絵。その絵を見て桜子が作った曲、Tに捧ぐ。冬吾に・・ と…

はなびら

水に浮かぶ花びら 水に揺れる花びら わたしのところまできてくれてありがとう ひとつひとつ 指先でひろいあげて 水が流れていくのを見送った とどめておくことはできないけれど そのままのかたちではいられないけど でも 忘れない あなたのことは忘れない

夏休み延長

長かった夏休みももう終わりです。いったい親子して何をやっていた のか、あんまり記憶にないなあ・・。ふがいない親ですまん!ってとこ も、少しだけあります。いえ、普通からこんなもんですから、夏休み っていっても特別なこと出来ないし・・。まあ元気で…

男のわがまま(純情きらり)

今日の冬吾、許せない。な〜にが俺の側にいてくれ・・だ。つくづく 男と女と、別の生き物だと思っちゃったわよ!それとも、男って、いくつに なっても誰に対しても、心を許した途端に子供になっちゃうのかなあ? それから考えると、冬吾も今相当弱ってるって…

これ以上のしあわせ(純情きらり)

杏子さんが結婚を決意した。鈴村さんとさっちゃんと家族になる ことを決めた。自分にとって、どれほど大切な人たちか、わかった から・・・。 桜子と話す杏子。さくらちゃんに好きな人ができたら、そのときは わたしが応援してあげるから、という杏子に、そ…

やっぱり恋愛したいんです

「結婚できない男」での、ひとこと。なんかこれって、おんなにとって 真理だな。・・・と勝手に思うあたし。 めんどくさいけど、やっぱり恋愛したい。もちろん、上手くいってるときは めんどくさいなんて思わないよ。でも、ほんのちょっとしたことで揺れちゃ…

鏡のように(純情きらり)

ひとは、自分が想像するようにしか考えられない。自分の考え方でしか 世界を見ることが出来ない。現実の世界や、目の前の事柄は、ひとつしか ないのに、みるひとの数だけ世界が映り、語る人の数だけ、違う物語に なる。 桜子が見た冬吾の絵もそうだ。 純情き…

基礎体力

日曜日に運動をしたら体が痛い。昨日は、何年かぶりに、沈痛消炎剤 をからだに張ってしまった。かえって凝るから嫌いなのに、たまらず・・。 何をしたかは秘密です。でも、無謀な試合をしました。プレイのイメージ は、数年前より出来てるので、そう、いまそ…

想いは通じるよ(純情きらり)

笛子がさりげなく言ったひとこと・・。音楽から開けた ことで、新しい一歩を踏み出そうとしている桜子に向かって。 桜子のその一歩がどちらの方向を向いているのかは、まだ よく分からないけれど・・。 今日の笛子は好きな笛子だった。冬吾や桜子とは違う世…

笛子という女(純情きらり)

このところの笛子さん、どうも評判がよくない。桜子に達彦のことは 忘れろって言ったり、冬吾に相変わらず、絵を描けとばっかり言ったり。 少し前の笛子さんも、一部では評判が悪かった・・というか、なんか すごく恐いように思われていた。庭の土掘った頃ね…

溶け合う(純情きらり)

桜子が絵を描く。冬吾がピアノを叩く。不思議な気がした。 冬吾が太陽の絵を描く。亨が太陽に手を重ねる。温もりを 感じるように・・・。 冬吾が亨を抱きしめて苦しい表情をする顔が切なかった。 見えなくなってしまう・・と。冬吾が絵を描けないでいたのは…

どうでもいいけど

久しぶりに、仕事で高校に行った。10代から70代からの女性が集まる 幹事会。今年は校内見学付き。 気づいたこと ・・・女の子より、男の子の方に目がいってしまう 若い女って残酷だ、19のくせに、歳とりました!なんていってる 若いうちは、如才ないよ…

いのちをみるちから(純情きらり)

絵を描けなくなった冬吾を桜子が励ます。いま目の前にあるものを 見て、いまはまだできなくても、そのうちに力が湧いてくるはずだ、 いのちをみるちからをもっているのだから・・と。 桜子は冬吾にそう言いながら、どんなに自分がそう言って欲しかった こと…

青空に・・

青空に染まるかと思った 海に溶けるかと思った あなたがくれた透明な時間 誓っていいの? 約束をくれるの? 誓いは祈り 約束は望み 何に縛られることもなく 誰とくらべることもなく ただ あなたといられることを感謝します 笑顔でいられることに感謝します

心の重なり(純情きらり)

今日の笛子を見て、この人って考え方が桜子や冬吾とは、根本的に 違うんだろうなあ・・って思ってしまった。一元的っていうか、現実 の世界ってか、堅気のひとってか、一本気っていうか・・・。 冬吾、命!ってなくらい、誰かを好きになったら、その人しか …

 人間の勝手

「冥王星、発見76年で除外」のニュース。まあ、詳しいことは、 皆様それぞれにお調べ下さい。 ふ〜ん・・と思ったあとに、思い浮かんだのは、誰かの詩だったかに 犬は自分が犬と呼ばれていることなんか知っちゃいない・・というような 一節があったこと。…

しあわせになろう(純情きらり)

磯さん、よかったね。そして、磯さんのとった態度も、とても 共感できたし、立派だと思いました。彼女の言った言葉「あんたが 元気で生きてくれてるってだけで、あたしは充分だから・・」 一番ベーシックな親の気持ちだよな・・・。 名前を呼ばれてから、杏…

さっちゃん・・(純情きらり)

今日は、あまりに盛りだくさんで、書けませんでした・・。 で、だいぶ時間が経って、いま思い出すのは、ひとりぼっちの 女の子がろうそくの炎をみて、空襲を思い出し、さちのことを 置いていかないで・・・と泣くシーン。 杏子がさちっていうのね、さっちゃ…

結婚できない男たち?

うちでも話題になっている、「結婚できない男」。 まわりにも、そこそこ条件的にはいいはずなのに、未婚のままの男性が ちらほらいるので、ドラマを見るたび、彼らのことを思いだしてしまう。 そんな空気を察したのか、うちのだんな、 「さあ、10時から観…

生きること・描くこと(純情きらり)

冬吾が、空襲の中、描いたスケッチを燃やした。炎のなかで、泣き叫ぶ 水を乞う、子供の声が耳に残っている・・・。 冬吾にとって、描くことは、生きることそのものだったと思う。命も 省みず、あの炎の中に飛び出していったと思う。 しかし、あの子は死に、…

まだまだこれからよ(純情きらり)

桜子がつぶやく。私にはまだなにもない、と。杏子には仕事 笛子には家族。でも、今のわたしには何もない・・と。音楽も 大したことはまだしてないし、今までの私って何だったんだろう と思ってしまう・・と。 磯さんが、母親だということを開かさなかった。…

こころが求めるもの(純情きらり)

以前書いた。冬吾と桜子は、芸術家ならではの絆を持っている ようだが、桜子がそれほど芸術家っぽくないからなんか不自然に 見えるのよね・・・と。 冬吾が目を覚ました。夢で、桜子の弾くピアノの音で引き戻さ れた・・・と桜子にいう。 桜子はどんな気持ち…

早稲田実業 優勝!

最後はエース対決だった。 試合が終わったあと、空を見上げた田中の顔がよかった。 クールに投げ続けた斉藤が、試合後に涙ぐんでいたのが印象的だった。 高校生の若さで、これだけのプレッシャーに耐え続けた二人に 拍手を贈りたい。 もちろん、信頼する仲間…

達彦さんに似てる?

純情きらりに、こっそりはまっている、あたしとしては、甲子園に達彦さん に似ている人がいるという噂があれば、やっぱ見ないわけにはいかない! で、????? いや、ずっと見てると、醸し出す雰囲気とか、さりげない仕草とかあるのかも しれないけど・・…

生きるためだ、桜ちゃん(純情きらり)

・・・今日も3回も見てしまった・・・何故だか自己嫌悪すら感じて しまう浸りっぷり・・・。ほかになんかすることないんかい!って自分に 突っ込み入れてます・・。 3回めに気になったセリフ。冬吾の「生きるためだ、さくらちゃん」 自分が生きるためでは…

生死を決める瞬間に・・(純情きらり)

冬吾の生死の境の瞬間に立ち会ってしまった桜子。賛否両論あるようだけど、 桜子が「あたしのために生きて」と言ったのは、桜子らしいと私は思う。 かねに向かって、あたしがここでピアノを弾いてたら、達彦さんがいる ような気がしませんか?って言ったのと…

戦争の悲劇(純情きらり)

「愛と哀しみのボレロ」という映画がある。4(だったかな?)つの家族 の、戦争を挟んだ、様子・・戦争による悲劇・・がほとんどですが・・と 時を超えて、その子供たちがひとつの場所に集まるところ・・までを描いて いたものですが、(すみません、よくわ…

あんたのせいじゃない(純情きらり)

冬吾さんを瓦礫の下から救い出した桜子。こころはさまざまに かたちを変えつつ乱れる。 笛子と冬吾は、お互いに影響を与えつつ、確実にふたりの ものをつくりだしていたことを感じさせてくれた。笛子の 「生きててくれただけでありがたい」と言う言葉は、あ…