撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

酔っぱらい考

 子供は子供が嫌い、というが、酔っぱらいは酔っぱらいが嫌いだ。
 正しくは、先に酔っぱらってしまって、面倒みさせられるのが
嫌いだ。(大学のころなんか、かいがいしく世話やいてたよな・・)
できれば、同じ程度に楽しんで、何とか自分で面倒見られる程度で
お開きにしてもらうのがありがたい。酒を飲むのには、場所やら
つまみやら、酒そのものやら、注文はいろいろあるが、最終的には
一番大事なのは、メンツだと思う。


 酒をのむのが根本的に好きな人は、飲めれば良いようにみえる。
いろいろうるさいことを言っても、飲みだしたらどうでもいいように
見える。記憶なくして「ゴメン、覚えてないや」で済ませられるのって
楽だろうな・・と思う。女は、そんなことしてたらホントに危ないか、
ホントに軽蔑されるかどっちだからね。女の人でそんなこと出来てる
ひとは、絶対すごく守ってくれてるひとがいるか、迷惑に思ってる人が
いるかのどちらかだと思うよ。


 昔から、お酒そのもの、よりその雰囲気が好き。素面では話せないこと
を話して、関係が一歩近づくのが好き。このごろ、素面では話せないことを
話すために飲んでる・・という人間関係もあることをちょっぴり感じている。
 女にははいれない世界も、酒飲みとしてなら入れることがあるんだな・・
とちょっぴり感じる。合い言葉は、「酔ってたよな」。


 酒飲みのプライドとしては、飲むも飲まないも、自分で決めてコント
ロールできること。席の雰囲気しだいで、酔ってなくても酔ったふりが
できること。酒の力は借りても、酒のせいには決してしないこと。
 酔っぱらいを可愛いと思える余裕を持った酒飲みでありたいと思って
いる。・・ってそんなに飲みませんってば・・・。