撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

恋ゴコロ

夏のはじまりに

カーステレオからは懐かしい曲 目に飛び込むのは薄い緑に溢れる景色 こんなにのんびりするのは久しぶり 今朝の夢にあなたの気配 囁かれたのはたわいもないこと 耳たぶに響くあなたの声が さわさわと梢を揺らすそよ風のようだった 言葉にすると嘘になるから …

 明け方

あなたの隣にいた 顔も見えず 音も聴こえず 色を感じることもなかったのに あなたがわたしに話すことばが こころに直接きこえるようで ああ隣にいるんだなって思ってた そして 左手の中指 爪の先にあなたのくちびるの感触 目覚めてからも しばらく それは消…

変化

恋という字が目につく数日 恋の定義に揺れる数日 「恋」を置いておくとどうなるんだろう 発酵? 腐敗? 昇華? それとも消失? 見事薄まり消えるものあり 我慢実って成仏するものあり 乗り移って憑依するもの? めぐりめぐって千変万化 恋ではなかったと悟る…

ひとしずく

そのときどきに 思う想いはあるとしても 揺れて かたちを変えて なかなか掴むことはできない ためらってみたり 迷ってみたり そのままにあらわすことも なかなかに難しい その真実は ほんのひとしずく 書きはじめのインクの滲み デッサンの中の 一本の線 送…

ほんのすこし

ほんのすこしだけ 同じ気持ちでいたことほんのときおり 思い出してくれてたことそんなことが あとからふと嬉しくて ただそれだけで 今日の終わりは いつもよりとても温かい

なにもいらない

話したいことはいろいろあるけど どうつたえていいのかわからなくなる おいしい料理もおいしいお酒も いつものようには味わえない お皿の上の記憶より フォークを持ったあなたの指だけ覚えてる なにもいらない きっと こんなときに言うのね もし夢にみるとす…

 夏

陽に焼けた肌の熱が冷めない いつまでも首の後ろが熱い うつぶせに寝ていたら 時間の波間を漂う気分になる あれは・・ 昨日見た夢? それとも 夏のはじめの思い出? 遠い日の記憶と私の呼吸がリンクして困る 手を伸ばせばつかめるのは想いか幻か ひと日ごと…

 桜 サクラ

桜が咲いたからお花見しよう 何気ないいつもの道も 桜の花とあなたとで特別な場所に変わる 今度晴れたら花見に行こう 少しだけ頑張ったお弁当持って 小さなボトルのお酒でこっそり乾杯しよう 桜の花に思い出が滲む 降りしきる花吹雪に紛れて少しだけ泣こう …

懐かしむ

風の涼やかさ 雲の風情 秋の匂い 遠い記憶を懐かしむ 想い 思い出 言葉の欠片 通り過ぎたとしても 巡り巡り会えたとしても そのどれもが懐かしいと言える 涙が溢れそうなほどに 優しい気持ちになれる あたらしい季節の始まるころ

たいせつなこと

たいせつなことは そうおおくはない だからこそ たいせつにできるのだ ゆめのなかでだきあいながら ひんやりとしたあたたかさを いつまでもかんじていたいと せなかにまわしたうでにちからをこめて ・・・夢よ覚めませんようにと祈っていた

濁点

ココロはそのままでいたいのに 恋をするから濁点がつく こころ作者: 谷川俊太郎出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/06/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る

わすれていなければ・・

ひそやかに かろやかに 甘やかに 忘れていた歌を そっと口ずさむように こころの奥深くに 星の光がとどきますように・・・

ずっと

ずっと笑顔でいようね 嬉しいこと分け合って 恋って呼ぶのは ちょっと違うかもしれないけど 幸せでいて欲しいって想う気持ちは こころが温かくなる 悲しいことも 淋しくなることも いっぱい乗り越えて そうして空を見上げてること すこしだけ知ってるから 今…

その花・・恋に似てる

桜ってさ 恋に似てる と 思う ウキウキしたり 不安になったり 訳もなくそのことばかり気になったり 青空の下の桜 月に照らされる桜 雨の中に立つ桜 風に吹かれる桜 数限りないその桜だけの風景 少しずつ散る花びらを眺めながら もう戻れない昨日を恋しく思っ…

やっぱり・・・

大切な人と 一緒にいられることが なによりのプレゼント そしてそれ以上に そう思えるひとに出会えたこと それこそが奇跡にも近いプレゼント 心にサンタクロースの部屋を持つように 恋ゴコロの光のさす庭も持ち続けたい すべてのひとにメリークリスマス! し…

温もり

ふと なまえを呼ばれて ふりかえるほどの さりげない温もり ほんとうは 知っている さりげなくかわしたハグ 背中にまわした指先に 意志のある温もり 凍えた冬空に 輝く星々 重なる一瞬に 音が聴こえたような かすかな温かさ

出会い

出会いはいつも奇跡 偶然という素敵なプレゼント そして きっとそれはずっと続く 胸に恋ゴコロ持つ限り 深く深く感謝する夜更け 胸に灯る温かさ見つめながら・・・

difficult girl

昔観た映画の中で 「difficult woman!」 のセリフがあった そうオンナはいつも難しい オトコにとっては難しい すき あいたい そばにいたい それだけだったら きっと難しくもないんだろうけど・・ ギターつま弾いて ただ歌えれば それだけでいいんだろうけど…

嘘と優しさ

オンナは いっぱいのひとからちやほやされたいくせに 好きなひとからは ただひとり、君だけだって言ってほしくて・・ オトコは 誰のものにもなりたくないくせに 好きなものは手に入れたくて・・ 優しい人ほど嘘をつく 優しくしようと嘘をつく 嘘が ひとを傷…

 Love letter

本を選ぶ 空を見上げる 音楽を聴く 眠りにつく そんななにげない日常に ときおり浮かぶ優しい記憶 月をみあげて 幸せを祈る 月の光に 力をもらう 淡くひろがる 恋心のひとつ その昔 書いただけでだせなかった 書くだけで幸せだった Love letter のように・・…

消えない魔法

蒲公英の綿毛 猫の背中 こでまりの花 よく似た爪の形 こぼれおちた八重桜 楠の若葉 少し柔らかい土の感触 ひんやりと冷たい指先 木立へと続く階段 足元を這う蟻 開ける坂道 正面から吹く風 少しはにかんだ笑顔 日々見つける この世界の不思議 明日も逢いたい…

ウソもマコトも

高校の頃は顔も知らなかったよね 卒業して10年以上経って 同窓会の仕事始める時に 「はじめまして」って挨拶してたよね って笑ってた そんな仲間とももう長い付き合い 飲み会の途中でふと真顔で 「でもさ、僕は知ってたよ あの頃から知ってたんだ」・・・…

夢のつづき

何度も探して 何度も追いかけて 途切れ途切れの夢の中でキスした 手繰り寄せるように触れる頬のぬくみだけが残る それは・・ 繋いだ指先の続き? それとも とどろく春雷の続き?

いつものように

いつものように ふと見上げた空に 並ぶ星と三日月 綺麗だなと思ったら 今日は特別の夜らしい しばらくして もういちど見上げたら 三日月はどこかへ隠れ もういつも通りの星空だった 日常の中に 時折御褒美のようにあらわれる そして 気づかなければ通り過ぎ…

ふたつならんで

つきのさばくのうたのなか きんとぎんとの鞍のよに 星がならんででてました 深い闇の中・・・

空を見上げる

空を見上げると 胸が開いて 大きく深呼吸する そうすると 不思議に 想いが溢れて来て 涙が出そうになる なんでだろ? 今日の空 優しいブルーに 儚げなひこうき雲ひとすじ なんだか あなたに繋がる糸電話のようで 話しかけてみた 元気にしてる? わたしはここ…

チョコレートは甘い?

今週のお題「バレンタインの思い出」 小・中学校の頃 好きな子はいたけどチョコを渡すことは考えてなかった まだ今ほどいろんなチョコの渡し方はなくて そんなに気軽に渡せるもんじゃなかったし どこかで「チョコを渡す女の子」っていうのには 自分はなれな…

溢れる想い

そうか 想いは溢れるのだ ただ心のままに・・ 心の中に 泉を持っているから 心潤すために 枯らすことなく 溢れさせる泉を ふと その想いを交わせること それは幸せなこと もしそれを 美しく重ねることができるなら・・ その幸せは 奇跡と呼べるのかもしれない

あなたが教えてくれたこと

そう 深呼吸をするように ゆっくりと落ち着いて 大切な言葉をビーズを繋ぐように並べること 慌てないで 焦らないで 水の面(おもて)に笑顔が映るほどに ゆったりと心落ち着けていよう 優しい言葉は優しい言葉を連れてくる まあるい心はまあるい心と仲良くな…

不思議な想い

この不思議な想いをどうしよう なまえをつけることもできず つよく抱きしめることもできず ただふうわりと心に浮かぶ想い たとえば夕日に染まる雲 たとえば雪をひと掬い たとえば木の葉に宿る露 たとえば頬にあたる風 たとえばココアからの湯気 たとえば記憶…