撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

2006-09-12から1日間の記事一覧

結婚できない男

人間ってぶきっちょなひとほど素直じゃない。自分のこころを人に 伝えるというのは、相当な資質か訓練がいるようだ。 犬のように、うれしかったらわかるしっぽがついてたらだいぶ 助かるかも。でも、しっぽが揺れなかったら寂しいからやっぱり それもいやか…

感じるたべもの

久々のフレンチ。おいしかったのでみせびらかしちゃいます。オードブル:生ハムと野菜のテリーヌ スープ:トウモロコシの冷製スープ・・3層になった中身に技あり 魚料理:鯛を使ったもの・・説明がむずかしい 肉料理:大麦牛のオリーブ風味ソース(?)これ…

冬吾みたいな奴(純情きらりで思い出したこと)

昔、なんでもしゃべれる奴がいた。ほかの人とはしゃべらないこと 女の子の親友にはしゃべれないような恋の悩みまで聞いてもらってた。 よく一緒にいるくせに全然恋愛感情なんてなかった。彼女がいたのか いなかったのか、そんなこと聞きもしなかった。 一度…

剥き出しの

愛してるって伝えたくて あなたをみつめていたら あなたはまつげにキスしてくれた あなたの心の高ぶりが からめた指から伝わったから 力を込めて握り返した いいよ そのままでいいよ 剥き出しのココロを 見せられる場所 裸のわたしで いられる場所 ふたりの…

音楽を通して(純情きらり)

桜子の最後の授業。桜子を慕う子供達。桜子の弾いたピアノの音色と ともに、桜子の思い出は子供たちに残るのだろう。桜子のことを忘れる ほど、時が過ぎたとしても、ジャズのそのリズムを聴いたとき、子供達は 戦後の苦しい時期にも、いっとき声をあわせて歌…

かわらないなあ・・(純情きらり)

達彦がカフェマルセイユにやってきた。彼なりに、少し乗り越えたの だろうか。昨日までの、時に虚ろに、おびえたような色を映していた 彼の瞳が、すこし落ち着きを取り戻しつつあるように見えた。自分で 自分のことが見えてきた・・というのは進歩なのだろう…

えがったなあ・・(純情きらり)

冬吾が岡崎にやってきた。笛子に絵を描くことを強制されて もう、やってられなくて逃げ出してきたらしい。「戦争が終わったと いうのに、おれは今が戦争だ」と、終わったばかりにしては不謹慎な 喩え。本当のぎりぎりのなかでの他人の不幸は同情するし、胸も…