撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

食後のデザート

夕食のあとには何故か甘いものを食べたがる子供たち。緊縮財政 だからジュースとお菓子はなくっても文句いわないでよ!と何度も 宣言しながら、何かしら用意してしまう母の甘さよ・・。 昨日はちょっとお客様が来ることになっていたのでとっておき 気分でハ…

1 プロローグ

ふと考える。もしひとに誉められるとしたら、なんて言って誉め られるのが嬉しいかしら? おしゃれだとか趣味がいいとかはわりと嬉しいかも・・でも若い なんていうのは嬉しくないなあ。何を基準にしているのか分からな いし、本当の若さに叶わないことは3…

めぐり逢い(さくら)

決心したさくら。答えは日本に帰ること。 大銀杏の下での偶然の出逢い、奇跡にも似た桂木との出逢い。 そして、抱擁。何も言わずともこころを確かめ合ったふたりの 満ち足りた抱擁。同じ場所での同じ行動でも、まったく違うこの 出逢い。めぐり逢えたふたり…

笑顔で・・(どんど晴れ)

夢のようにすぎた年月だった。さくらを見上げた日が昨日の ことのように思えた。とても、幸せに・・明るく始まったふたり だけれど、様々なことがあった。別れの決心までも・・・。 ひとは変わるもの・・いえ、変わることが出来るものなのね と、夫に向かっ…

正直な気持ち(さくら)

さくらのハワイのグランマの言葉が印象に残る。 「自分の正直な気持ちを認めること・・」 さくらの父にも・・さくらにハワイに残って欲しいという意見は 仕事のことだけでなく、自分の心の中にある別のものでも出来上がって いるのではないか?それも認めな…

喜びを与える夢(どんど晴れ)

夏美と出会っておれたちみんな変わったもんな・・ 嵐のような出来事もようやく解決に向かい、庭のお地蔵さま に向かって手を合わせる伸一が時江にそうつぶやく。 父が夏美と智也にお菓子づくりは・・と話す。そう・・ お菓子は、日常の食事とは違う。非日常…

紅い月

暮れたばかりの空を見上げたら月が紅くそまっていたよ 残る陽に頬染めたのかしら 涙ながして目を腫らしたのかしら 冴え冴えと澄み渡る月よりも 何だか近く見えるような気がした 月の女神も同じ女・・なんだろう・・などと思った帰り道

運のつき(どんど晴れ)

あのおじいさんの言ったとおりになっただけさ ここであの座敷わらしにあったのが運のつきだって・・ そう言った秋山が起こした大どんでん返し。 お客のためを思い、そのことだけのためにただひたすらに頭を 下げて今日一日の営業を頼む女将環と、加賀美屋の…

おれだけのために(さくら)

来ました!桂木先生。さくらにひとこと伝えるためだけの ために、ハワイまで飛びました(笑)。 何故か(みんなの前だからでしょうけど)大声で宣言する ように言ってしまうのがおかしい(笑) 「おれだけのために、そばにいて欲しい」・・と。 それで何が変…

言うな(さくら)

ハワイに帰ってしまったさくら。さくらを追って東京まで 来たものの一足違いで逢えなかった桂木。残念がるさくらの 祖母。桂木を見据えるさくらの祖父。 逢えなかったということは逢うな・・と言うことなんでしょう と、自分を納得させるようにつぶやく桂木…

種を持つ人(どんど晴れ)

月・火と、順調に最終週の趣を醸し出していたどんど晴れ・・ ああ、こうやってみんなの心がひとつになって大団円へと 流れ込むように進んでいくのね・・と安心して(笑)観ていたら なんか焦らせてくれるじゃないですか!秋山リーダー権剥奪? アーサー・・…

無意識の一期一会

生きていくということは、選んでいくということだ。 意識するとしないとに関わらず、ひとは何かをすることを 選び、そのほかのことを捨てていく。または、ほかのものに 折り合いをつけながら、何かに優先順位一位をつけながら 進んでいく。 することも選ぶこ…

結ぶ(どんど晴れ)

加賀美屋の危機を知って、今まで加賀美屋に関わって来たひとが 次々にあらわれ手を貸してくれる。板長しかり、彩華さんしかり・・。 ジュンソさんは自分のホームページで声を掛けるし、つばさくんの お母さんなんか、自分でテレビに企画持ち込んだんじゃない…

こころの乗り物

怪我をして何も出来ず(主にゲーム)退屈といらいらを くりかえしている次男。前からの約束で昨日は美術館に 連れていった。 福岡アジア美術館「ちひろとアジアの絵本画家たち」 行くまでにひと騒動・・怪我からの心の動きだとは思うの だけれど、もともとの…

いつか・・・(さくら)

いつか・・また・・あえますよね・・わたしたち 学校の、だれもいない靴箱の前で、やりとりをして握手をする さくらと桂木。つないだ二人の手がやけに美しかった。さくらの 意外と細長い指の手のひらを包み込むこれまた白くきれいな 桂木の手・・。一瞬の静…

三連休・・・

お彼岸も近いというのに・・

今年のこの暑さはなんでしょう・・8月末にいちど、どっと秋の気配が 押し寄せただけに、なんだか「だましやん・・」という怒りと戸惑いが あとをひいて、ますます許せない気分の暑さです。 春にも、何だか昔の春とちがう・・って思ったような覚えがあるよう…

笑い声の余韻(さくら)

さくらが日本にいた一年、ドラマにして4月からの半年。色々 あったなあ・・というさくらを取り巻くひとたちと同じように ほんとに・・と頷いている自分に気づく。 4月にエリザベス・・と聞いた時には一緒に笑ってしまいました。 エリザベス・テーラー・・…

大切なものが分かれば・・(どんど晴れ)

仲居たちだけでなく板場まで・・・。大変なことになって いる加賀美屋。何かを崩そうと本気になれば、どこからでも 手を出すことは出来る。仲居さんたちや、板前さんたちが 新しい場所で本当に加賀美屋以上の満足を得られるのかどうか は、何とも分からない…

ピリオドが打てない(さくら)

さくらのグランマに理事長がプロポーズする。ハワイまで 飛んでのこと・・!いままでの自分を振り返り、このままでは 終止符が打てない・・という気になり、居ても立ってもいられ なくなりハワイまで行ってしまった・・と。 男は過去に生き、女は未来に生き…

分かってくれるひと(どんど晴れ)

言葉巧みにだました「ビジネスパートナー」という秋山に 怒りをぶつけようとする伸一。しかしながら、その瞳の奥に ある怒りは加賀美屋を乗っ取ることを責めているだけでなく もっと深い悲しみを湛えていたように見えた。本当に信用して いた人間を裏切った…

架け橋(どんど晴れ)

先週の夏美の言葉、それに続く言葉を受けて家族それぞれが 素直に自分の想いを語る。どんなにお互いがお互いのことを 想っていたか、そしてそれを素直に、率直に、諦めずに、逃げずに 話し合い、語り合うことがいかに難しいか・・。夏美の言葉が なければこ…

閉じこめる(さくら)

さくらへの、大きな想いのために個人的な感情は抑えようと 決心したという桂木。その想いを受けとめ、ハワイに帰ると いうさくら。何年か経ったらまた逢いましょうと告げて・・。 ふたりのお互いを想う気持ちが分かるからこそ切ない。 真実の、深い想いは、…

仕方のないこと(どんど晴れ)

仕方のないこと・・・起こったことをそう言うこと。 認めるとこは、諦めることではなく受け容れることなの かもしれない。すべては、それからどうしていくかに かかっているに違いない。 「一番大事なものは失っていません」という夏美の 笑顔が透き通り、神…

大した女だな(さくら)

いままでの桂木とのわだかまりは綺麗に捨てる決心をして桂木が 教師を辞めないように本気で桂木に話をするさくら。淋しさも 悲しさも、泣きたい想いもすべて自分で抱え持った上でさくらが 見せる彼女の笑顔がたまらない。今までのふたりのことには 何も触れ…

どんな想いで・・(どんど晴れ)

柾樹の働きによって秋山の企みが明るみに出る。しかしながら 伸一はもうすでに深く秋山の懐に入っており大変なことになり そうな気配。 秋山がどんな思惑で伸一に近づいたのか? 伸一がどんな感情で秋山に傾倒していったのか? 恵美子がどんな想いで伸一を見…

ワールドカップ日本第2戦 対フィジー

最後のジャパンの繋げて繋げて・・というプレイは たまらなかった。ここで終われば負け、トライをすれば勝ち という、この80分すべてを、これまでの力と想いをすべて 賭けた戦い。緊張と、感動と、何か分からないあついもので 涙がでてくるようだった。そ…

2-6

しばらく経って、あの男から次の休みを訊ねるメールが入っていた。 返信。冬に出会った美術館に行こう・・いい?とのメール。メールだけで 約束を取り付けるのも考えてみれば初めてのこと。すこしぎこちない までも、とりあえず、次に逢える日が決まってどこ…

2-5

思いがけないことに次の日にあの男からメールが来た。昼休みも 終わり掛け、ふと携帯をみると着信の表示が浮かび上がっていた。 あんな別れ方をして・・胸は不安に押しつぶされそうになる。 無題・・で、ひとこと、ごめん・・と。 いったいどういうこと?謝…

分別過ぎて愚に返る(さくら)

桂木先生への校長先生の言葉より・・。 教師というものは未完成であることが大切。親は教師に 完璧を求めたがるが、完璧な人間では支配に変わってしまう。 支配力ではなく包容力。未完成である子供達と同じ視線を 持ちながら、進むべき未来を指し示す力を持…