撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

宝石の言葉・ひきがえるの言葉

 小さな頃読んだ、グリム童話のなかで、魔法で、いいことをした女の子は
しゃべるたびに宝石が散らばり、悪いことをした女の子は、しゃべるたびに
ひきがえるなんかの気持ち悪いものが飛び出してくる・・・というくだりが
あったのを覚えている。


 小さい頃は、そのまんま想像して、どっちも不便だな・・と思った。
いまは、なるほど・・と思う。同じ言葉をしゃべっても、それほど印象が
違うことがあるんだ。結果として、それくらい変わることがあるんだ。


 ネットの世界のなかでも、細心の注意を払ってしゃべっているひとも
いれば、じぶんのいいように書き散らしているひともいる。名前ひとつでも
それなりに責任を持って使っているひともいれば、きまぐれに変えている
ひともいるのだろう。


 ひとのことはわからない。それでも、自分に恥ずかしくないことをしよう
と思う。昔、とある食べ物やさんで、対応の悪いタクシーにあたったことを
マスターにぶりぶり怒って話したら、そのマスター一緒に「そりゃひどい」
「最低」「なってない!」と一緒に怒ってくれたあとで、そっと「でもさ、
そんなのにいつまでも腹立ててたら、こっちもそこまで墜ちちゃうから・・」
って話してくれた。あれから、その言葉を思い出して、気持ちを切り替える
術をひとつ覚えた。解決できるなら対処する。無理なら、自分の勉強と思って
消化する。とりあえずね。問題は自分。あとで、なんであんなみっともない
ことしちゃったんだろう・・って思うようなことは、できれば避けたい。
必要なときもあるけれど、あんまりくだらないことでは嫌だものね。


 はぐらかしたり、茶化したりは、どうしようもないとき以外はしたくない。
わたしのやり方でしかできないけれど、わたしの見方に凝り固まってしまわぬ
ように気をつけながら、明日もまた、何が起こるか分からないこの世界を
歩いていきたいと思います。出来るだけ、自分も、周りの人も気持ちよく
過ごせるように優しく、美しい言葉を使うことを心がけて・・・。近しい人に
たいしてほど難しいのが・・・へへ、常に努力したいとおもいま〜す!!