しあわせは・・(純情きらり)
「幸せってね、そんなにむずかしいものじゃないの。自分の手で
拾おうと思えば、そこにあるもんなの」
今日も杏子さんにメロメロです。鈴村さんと二人いい味出してます。
笛子ねえが、「お金でひとを押し倒すようなやり方下品だ」というのに
鈴村さんが「えっ・・?」と言ったのなんて笑ったね。キヨシくんは、
久しぶりの登場だというのに、またもや桜子に振られてしまいました。
・・それにしても・・まじめで一本気なひとほど、極端から極端に
走るんですね。真っ白な人がどんな色にでも染まりやすいっていうか・・。
八州治さんが、ああみえて意外と今日のキヨシみたいなことをして
なかったのは、彼には絵を描く、という強烈な意志があるからなのだろう
と思いました。時代に乗るとしても「絵・芸術」は、はずせない訳ね。
笛子が、別れ際に言った言葉・・・。触れようか触れまいか迷った
けれど・・。大好きな純情きらりのレビューを書く人が、何日か前に
書いてあったこと「じぶんとおなじくらいか自分より不幸なひとに優しく
するのは簡単だが、自分より幸せな人の幸せを守ってあげようとするのは
むずかしい・・」。桜子が、笛子を思って冬吾を大切にしたこと・・。
二人の気持ちや関係はむずかしくってなんともいえないけど、とにかく
桜子はあのときの自分の気持ちを、自分でさよならいうことによって、
押さえたんだ。冬吾の気持ちは知らない。桜子の勝手な想いかもしれない。
冬吾の「桜子、家族発言」で、わたしはそう思った。お互いに好きでも、
その好きは随分違うことがある。冬吾が勝手なのでもなく、桜子が
勘違い女なのでもなく・・・。そして、どんなかたちであれ、冬吾の
気持ちが桜子になかったとしても、桜子が均衡を崩せば、笛子の幸せが
揺れ動いてしまうことに気づいたから、桜子は冬吾への気持ちを断ち切った
んだ。とにかく、断ち切ったんだ。笛子もまた、桜子の寂しさがわかって
いたから、二人を見守っていたんだろう。女として、達彦さんを失った
寂しさは、女としての幸せでなければ埋められないことがどこかで
分かっていたから、だれかいい人とめぐり会えるように、あんなに
新しい恋を勧めていたんじゃないかな・・。姉妹三人、お互いの幸せを
思いやっているのがとても伝わってきて、切ないほど愛しかったです・・。
!!!!!達彦さん!!!!!(ホントはハートマークにしたいくらい)
帰ってきたよ!
随分、やつれて、痩せたように見えましたよ。でも、でも、あの瞳は、
あの桜子を見つめるまなざしは達彦さんのそれですね。体は無事のようで、
でも、随分傷ついているように見える。そしてまた、帰ってきたときに、
思いもしなかった、親の死を知ることになるというのも、想像すると、心が
傷みます。ああ・・やっと観たばかりだというのに、また明日が待ち遠しい。