撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

戦争の悲劇(純情きらり)

 「愛と哀しみのボレロ」という映画がある。4(だったかな?)つの家族
の、戦争を挟んだ、様子・・戦争による悲劇・・がほとんどですが・・と
時を超えて、その子供たちがひとつの場所に集まるところ・・までを描いて
いたものですが、(すみません、よくわかんない説明で)この間、久しぶりに
見返して、新たに、もう一つの悲劇に気がついた。


 軸になるひとつの家族の隣人。アメリカの、比較的戦争の影響を受けずに
すんだ場所でのこと。その家族には、心配したけれど、戦場から父が帰って
来て、家族はもとどおりの笑顔に包まれた。しかしながら、その隣の
夫婦には、息子たちの戦死の知らせが届いて、その笑い声から顔を背ける
ように、窓をかたく閉ざした・・そんなさりげない場面。


 和之が帰ってこないのを待つ磯を見て、ふと思い出した。そこからの、
再会だったから、親としてはもう、何もかもぶっ飛んじゃうくらいの思い
だったんだろうな。


 戦争は、いろいろな悲劇を引き起こす。家族を助けられなかった鈴村の
こころの傷跡は大きく深いことだろう。


 時を経てからも・・。昔のドラマでよく見たのは、悩み続け、待ち続けた
のちにあきらめて、新しい家族と新しい生活をはじめた頃、死んだはずの
恋人や夫が帰って来た・・というもの。(現実にもあったんだろうな)


 今日もまだ出てこなかった八重さんが心配です・・。