撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

結ぶ(どんど晴れ)

 加賀美屋の危機を知って、今まで加賀美屋に関わって来たひとが
次々にあらわれ手を貸してくれる。板長しかり、彩華さんしかり・・。


 ジュンソさんは自分のホームページで声を掛けるし、つばさくんの
お母さんなんか、自分でテレビに企画持ち込んだんじゃない?って
いうくらい強引にぴったりの話をしてくれるし・・(笑)。


 さすが最終週だよねえ・・という現実はおいておくとして・・(笑)


 人と人の出逢いは、さりげなく見えて、ご縁はいつかしら結ばれる。
ひとは意識するとしないとに関わらず、なにか必要だからこそ引き合って
出会い、気になるからこそ繰り返しすれ違いながら、いつか縁を結ぶ。
 旅館という、限られた特別な出会いであっても、夏美たちのこころを
尽くしたおもてなしは、出会ったひとたちの心の中に確かなものを
残すご縁を結ぶ。そして、時を経て、それは実を結ぶように、豊かな
関係を実らせる・・。


 結ぶには時間が要る。努力が要る。そして、倦まず、諦めず、焦らず
信じ続ける、揺らがない心が要る。ひとりの孤独に耐えられる人だけが
本当のひととの関係を作れるのではないか・・と、どんど晴れを観ながら
あらためて考えてみたりしている。