撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

大した女だな(さくら)

 いままでの桂木とのわだかまりは綺麗に捨てる決心をして桂木が
教師を辞めないように本気で桂木に話をするさくら。淋しさも
悲しさも、泣きたい想いもすべて自分で抱え持った上でさくらが
見せる彼女の笑顔がたまらない。今までのふたりのことには
何も触れなくてもさくらがどんな想いを抱え、乗り越えたうえで
自分に向き合ってくれているのかは桂木先生は充分に感じて
受けとめてくれる。そして・・お前はほんとうに大した女だな・・
と。ぶつけなくても通じる想いというものはあるのだ。男と女と
いうだけでなく、教師として、尊敬する人として・・。


 そんな二人が恋するふたりになるとからきし不器用でだめだめに
なるところが可愛いといえば可愛い(笑)。
「なんか、いつも謝り合ってないか?おれたち・・」意地はったり
思わず言い過ぎたりなかなかちょうどにやりとりが出来ないとこ。
 「食事に行かないか?」とさくらを誘ったくせに、ほんの2秒で
照れて「みんな一緒にさ」と付け加えてしまうシャイなやつ。


 桂木にさくらを女と意識させようという桃の作戦でロングヘアの
カツラをかぶっていつもと違う洋服を来ているさくら。「うけるよ」
「おもしろいよ」で乗せられちゃうさくらもなんですが、後ろ姿
だけで「だれ?あのきれいな女(ひと)?」って言ってたり、思わず
振り返って見たりしてる男性陣にも呆れちゃいます(笑)。
 髪の毛長けりゃいいんかい!・・さくらと同じくらいショート
カットなオンナのつぶやきでした(笑)。