撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

どんな想いで・・(どんど晴れ)

 柾樹の働きによって秋山の企みが明るみに出る。しかしながら
伸一はもうすでに深く秋山の懐に入っており大変なことになり
そうな気配。


 秋山がどんな思惑で伸一に近づいたのか?
 伸一がどんな感情で秋山に傾倒していったのか?
 恵美子がどんな想いで伸一を見守っていたか?
 父がどんなものを胸に抱えて伸一に殴りかかろうとしたか?
 環がどんな気持ちでじっと座っていたのか?


 この間の平治さんと環さんの会話を思い出します・・。人々が
何を考えているのか、何をしようとしているのか、じっと山の
ように見つめること、そして何が起こるか待つこと・・・。


 秋山の仕事仲間たちとの会話・・「大丈夫ですよ、いつも通りに
やるだけですから」という言葉になにか含みを感じる表情を見せた
秋山。加賀美屋は、加賀美屋で出会ったひとは、いままで買収して
きた旅館とは何かが違うような気がする・・・。そんな想いが
秋山の中に少しでもあるのなら、このピンチは何とかなるのかも
しれない・・とかすかな希望を感じる。