撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

恋ゴコロ

A HAPPY NEW YEAR

余韻

別れたあとに残る このあたたかさ またねって手をふった その指先ほどの 黄水仙の香る道 見上げれば抜けるほどの空の青どこまでも続いて・・・

たいせつなひとへ

あなたがわたしのすべてだとか わたしはあなたのただひとりのうんめいのひとだとか ずっとむかしにかんがえていたような そんなことはいまとなっては わらってしまっていえないけれど それでもふとあなたのことをおもいだすと こころだけでなくすべてがそれ…

重ね合う

重ね合う 時を 交わし合う 言葉を 繋ぎ合う 想いを 見つめ合う 心を 求めてばかりいた昨日をやめて ただ重ねていきたいと思う ありのままの自分をただ素直に生きていく日々を ときにそれを重ね合えるひとのいることへの感謝を

名づけないままに

いまはまだ名まえをつけたくないのです この柔らかく暖かい かたちも定まらないものに いずれ名まえをつければ みんながそれをそう呼んで みんながそれをそういうものだと思うでしょう そうしてわたし自身も それをそういうものだと思い込み それを嬉しがっ…

秋に・・・

あたらしい毛糸で あたらしいセーターを編むように あたらしい恋ができればいいのに・・・

想いは・・・

想いは波 繰り返し繰り返し寄せては引く 想いは芽 いつの間にか隙間から顔を出す 想いは月 あらわれたり隠れたり 想いは星 ただそこにあり続ける 想いはいつもある しかしながら 想いが通じることは・・・ その必然 その奇跡

想い

遠く離れれば無事を祈り 近くにいれば触れたく想う 瞳が合えばふと恥じらい 想い重なれば涙溢れる 恋・・と呼べば切なく 愛・・と呼べばあたたかい この胸に宿る想い

特別な記憶

出会った日のことは覚えてない 初めてふたりになった日のことは覚えてる 涙の味は覚えてる どうして泣いてしまったのかは忘れた 苦くて懐かしい恋 恋・・と呼べる思い出 思い出・・と呼べる記憶 それは事実でありながら 自分だけのもの 特別な記憶・・・

リアル

雨が降ったら逢えないなんて 恋するふたりのリアルじゃない 思い焦がれても離れ過ぎては それはいつしかリアルでなくなる 美しい思い出より ぬくもりのほうがいい 心まで届くようにささやいて・・ 肌を寄せ合うようにささやいて・・ ふたりのリアル探すよう…

そばにいる

見つめ合い 微笑み 手を伸ばし 触れる 同じ空気を吸って 笑い声を響かせて 想いを重ねて いまを確かめる そばにいることの幸せ ただそれだけの これ以上ない 幸せ

恋文

雨が降りました なにもせずにあなたを想って過ごしました お天気になりました 輝く日にあなたの笑顔を思い出しました 夜になりました あなたの夢をみることにします 朝になれば きっともうすぐあなたに逢えますね

距離

逢いたくても逢えない距離 会いたくても言いだせない距離 何のためらいもなく手を取る距離 触れても拒まず触れては離れる距離 言葉をかける距離言い淀む距離 抱きしめてなお切ない距離 指の先の記憶に残る距離 睫毛の先ほどの・・ 眼差しの道筋ほどの・・・

笑顔

あなたの笑顔がわたしを包む あなたの笑顔に包まれてわたしも自然に笑っちゃう ぜったい今オレにやけてるよってあなたがいうから 自分の前でにやけてくれるってのも意外と嬉しいよってまた笑う いまにんげんのオスになってるってあなたが言う えっ?にんげん…

桜月

今週のお題「桜」 いつかの年に 桜に願いをかけたから きっといまごろあなたは わたしを思い出しているはず いつもの夜みたく 三日月はわたしの心で きっと今夜はあなたの夢をみるはず 変わるけれど変わらぬもの 巡るもの それでも懐かしいもの 桜・月・あな…

満足

わたしが笑っている横で あなたが嬉しそうな笑みを浮かべていて 目が合ってもあなたがそのまま わたしを見ながら笑っているので わたしは照れくさくて下を向いてしまったのです どうしてそんなに満ち足りた顔ができるのですか? まるでどこかのお寺でみかけ…

泣きたくて

泣きたくて泣きたくて どうしようもない夜はどうしよう ひとり声を押し殺して涙流す こころなどなければいいのに 記憶などなければいいのに ただ そのときだけ慈しんで 虹のように消えていけばいいのに・・・ 泣きたくて泣きたくて わけもなく泣きたくて・・…

特別な日

特別な日には 特別な想いを・・ いいえ 特別に想えば それはいつでも特別な日・・・

恋ゴコロ未満

今週のお題甘酸っぱい思い出 小学校2年、算数の時間だけ一緒の班になる男の子 かけざん九九のかるた取り、先を争って手が触れるのがちょっと嬉しかった 小学校5年、もの静かな男の子 母の日を前にみんな書いたお母さんの絵がひとりだけめちゃくちゃ上手い …

消えない星

どうしてと悩むこともなく なぜと問うこともせず ただそこにあったのだ いつの日にか 気づいたらそこにいたのだ 輝く時も見えない時も 見つめるときもひた隠すときも 決して消えないわたしだけの星 だれと比べることもなく なにを怖れることもない ・・・胸…

ふたりでいること

ふたりでいることのいみなんて ふたりでいないとわかりはしない ふたりでいるあいだはただそばにいるだけで ひとりになってみないとわからない すきもきらいもあいしてるも あとからつけたことばなだけで ほんとうにわかることは つないだてのあたたかさだけ…

しあわせのためには

しあわせのためには しあわせを満たすしかない いまあるしあわせを みらいのしあわせを 信じる 信じる 信じる 愛されていることを 愛することを 愛されることを 愛されていたことを 悲しくもないのに涙が出るときは きっと渇きを潤しているのだろう ゆっくり…

愛すること

想うこと 願うこと 記憶すること 消えない名前を記し続けるように 恋しい形を彫り続けるように 深く 深く ときには傷跡のように 痛みすら 淋しさすら 愛しく思えるまで そしてそれを なつかしく思えるほどに 愛することは 愛し続けること・・・

思い出

たとえば音の出なくなったオルガン 日に晒された古いピアノ ギターのネックに下げられたマスコット 一輪活けられた窓辺の花 たとえばふたりで見上げた花火 ずっと歩き続けた夜の街 夜明けに走らせた二人乗りの自転車 闇に響く波の音 寄せては返す波のように …

恋ゴコロもつひと

七夕に「晴れよ」と祈ったすべてのひと きっと胸の中のどこかに恋ゴコロもっているんだね みえないときにも星は輝いているように なくなった星の輝きもずっと旅をつづけているように・・・

ありがとう

ありがとうって何度言った? きのうもおとついも今日も! 短いキスをするように ありがとうの言葉を交わす 短いキスをもらったように 心がクスクス気持ち良くなる 心が気持ち良くなることを「嬉しい」って言うんだって初めて知った!

幸せを満たして

美味しいものをゆっくり食べるように 綺麗な水にからだを浮かべるように 心地よい風に髪をそよがせるように 愛の言葉を伝えて 優しいまなざしを注いで 温かい掌を重ねて こころ満たして からだ満たして 幸せを満たして・・・

願い

あなたの手のひらに頭を埋めて はらはらと涙を流したいのです わたしの髪の毛があなたの指の間から さらさらとこぼれおちることでしょう そうして冷たい空気を含んだ髪の毛が ゆっくりと暖かい空気に包まれて あなたのぬくもりがわたしに伝わるころには わた…

ありがと

そこにいてくれてありがと わたしをみつけてくれてありがと わたしがあなたを思うとあたたかくなるように あなたがわたしを思うときもあたたかくなれる? そうだったらうれしいな そうすなおにつたえてくれたらうれしいな 恋ゴコロ、そこにいてくれてありがと…

たずねる

あなたが本当に欲しいものはなに? 自分の心にたずねる 心はゆらゆらと浮かびながら ほんのり笑っているような 涙をこらえているような そんなことがはっきりわかったときには わたしはここであなたのほうを向いてたりしないわよ とでもいいたげにしている …