撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

素直がいちばん

5年くらい前のテレビドラマ「結婚できない男」を観ている
以前見えなかったことが見えて
気づかなかったセリフが浮き出てきて面白い


たとえばお母さんが独身40男に言う言葉
「あなたはほんとうのひとりを知らないから・・
 わたしがいなくなったらあなたのこと本気で考えてくれるひといなくなるのよ」
親を亡くしたわたしには沁みる言葉
その上、長年連れ添ったパートナーに先立たれると本当にこう思うのかな・・
息子に結婚してほしいということは自分がそんないい関係を作れたということだろうな


ドッジボールではなくキャッチボールの会話がしたい・・というくだりは記憶にあった
その会話の後に主人公・桑野氏が野球のボールを見つめているのに笑った笑った
いや、別に本気でキャッチボールのみを考えているわけではないだろうけれど


「あなた小さい頃、犬、好きだったわよね」という言葉も初めて聞いた気分だった
あの桑野氏に普通の子ども時代があったことに思い至る
なんだか昔からずっと変わり者だったような想像を勝手にしてたから
人に発する言葉が素直じゃないだけで、人間として持っているものは
別にひねくれているわけじゃないのよね
好きなものは好き
めんどうくさいことはしたくない
悪いやつは許せない
したってくるものは可愛いと思う
モテると悪い気がしない
褒められると嬉しい


でも人に対してはいつからかあんなものの言い方をするようになったのでしょうね
それがまたすこしずつほどけていって
すこしだけ変わってきていた桑野氏
最後に「どうしても!」と彼女に言えた彼はいまの最大限の素直さだったな



あと今回好感度があがった・・というか面白いなあと思ったのは
建築家の金田氏
軽い男の代表のように登場してたけど
彼の目の前にいるひとへの気遣いは最高
それは女たらしではなくて人たらしだな・・と(一応褒め言葉)
それだけのこと素直に出来るってそれは才能かもしれないって思えた


ともあれ・・・
いくつになっても素直でいられたらいいなあ・・
自分そのままでありながらそれを理解してくれるひとがいるって最高じゃない?



あと観たテレビは「のど自慢グランドチャンピオン大会」
夕食を食べながら少しだけ(ダンナはそのあと全部観たらしい)
次男とふたり「雰囲気がいいよね」って言ってたひとが優勝した
なにより、純粋そうなその表情が歌を輝かせてた


やっぱり透きとおっていきたい
なにがあっても純粋でいたい
そんな気持ちがよみがえってきた今日という日でした