ラブレター
言葉の一番の役目は説明することではなくたぶらかすこと
最後のひとこと、殺し文句
このひとについていけば私にもなにかができる・・と思わせること
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/06/01
- メディア: 文庫
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偶然みた番組でこのひとの話に引き込まれる
いくつかの言葉に愛情を感じる
その場所にいかなければ風を感じられない、太陽の暖かさを、流れる汗を・・
それを感じるからこそ、カエサルの腕の筋肉の感触さえ思い浮かべられる
私が死んでも待っててくれるひとはいないというと息子が
「あなたが書いた男たちが待っていてくれるじゃないですか?」と・・
そう
わたしが書いているからこそその男たちに会える
会いたくて書き続けているの
死ぬまでにあとふたりくらいぜったい書こうと思ってます
人の遺伝子のなかにはひとを愛したいと思う遺伝子が入っているのだろうな
ひとと繋がりたいと思う想いが・・・
言葉にいちばんふさわしい仕事はラブレター・・
なのかもしれないな
いや、すべての言葉はラブレターなのかもしれない
そのひとなりの・・そのひとの出来る限りの・・・