撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

恋ゴコロ

愛しいひと

初めてなのに懐かしい 馴染んでいるのに初々しい 離れているのに暖かい 嬉しいのに涙が出る ひとを恋うるということは 世の不思議に出会うということかもしれない 愛しい人よ その出会いこそ最大の不思議

同じ気持ちで

好きなヒトと 二人でいるとき 幸せなのは 同じ気持ちでいるから・・ 幸せな気持ちを 二つ並べて寄り添えば 降る雪すら 暖かく見えるだろう

心から・・

唇を開きかけて なぜか重い時には 唇を閉じたままでいよう まなざしを向けたものの なぜかまぶしすぎるときには 目を伏せたままでいよう 心にもないことを言って あとで哀しくなるくらいなら この淋しさを抱いていよう 心からあなたをもとめて 心から愛して…

ねむりひめのように

おやすみわたしの恋ゴコロ ゆっくり眠ってやわらかなココロになれるまで 剣を振り回さなくても いばらの林が守ってくれるから おやすみいつか目覚めるそのときまで・・

男と女

男と女はやっぱり違う きっと恋愛するときも 違う心でするのだろう たとえば・・・ 男は煙草を吸うように 女はごちそう食べるよに 女はすべてを飲み込んで 男は深く息をつく あとに残るのは何? あとに残すのは誰?

透明水彩絵の具

たまに会うと怒ってばかりいるねって あなたに言われて あなたのせいじゃん!って怒ってた いつも隣にいられるのなら きっといつもとろける笑顔だけでいられる ずっと逢わないでいると あなた色とわたし色が全然違う色になって 言葉ひとつも違う響きに聞こえ…

どうして

どうして素直になれないのだろう どうしてそのままいられないのだろう 抱きとめてくれる胸がなければ 泣くのは悲しすぎる 冷たい指先がほほに触れて 季節が変わったことを想う ひとりでは泣くのも淋しい 頬をつたう涙さえもう冷たい

恋らしい恋

あなたのすべてが好き! というほどには 幼くもなく あなたのすべてを受け入れる というほどにも できていない私には どうして好きなんだろう なんで想ってしまうのだろう というくらいのほうが 恋らしい恋なのかもしれない

月見ていっぱい

月見ていっぱいかたむける 月見ていっぱいせつなさに いっそこころが石ならば こんなに揺れもせぬものを それでも輝くお月さま 揺れる心も愛おしい 月見ていっぱい恋しさを 月見ていっぱい飲み干そか

ことばあそび

あいたい と なきたい って似てる おいしい と こいしい ってにてる ぼんやりうかぶ あなたのかおは くらがりにうかぶ ほとけさまの像に おもかげがちょっぴり似てる なむあみだぶつ こんどいつあえる?

泣きたい

ただ泣きたい なにも考えずに泣きたい あなたの胸で あなたの匂いに包まれて 泣きたい

男と女

男と女はいつも、優位に立とうと努力し続ける。そして勝利をものにしようと願い続けて、同時に敗者になるのが恋愛の至極だと、私たちは思っていた。 (山田詠美「ヒンズーの黒砂糖」) 戦いたい相手、力を尽くして勝利したい相手としか関係は 持てない。しかも…

東京ラブストーリー

わたしの中に叫ぶリカがいる そして疑うさとみもいる 正直、なんのカテゴリーにしようかと思いましたの。好き!という ほどではない。柴門ふみはあまり好きな漫画家ではない。お話はすごい と思うけれど、その勢いに筆がついていけないような雑な絵がどうも …

夢の瞳

夢の中で あなたに頬を触れられた わたしの輪郭をなぞる手を感じながら ふたり見つめあっていた わたしを見つめるあなたの瞳は 優しくて切なそうだった あの瞳は 本当にあなただったの? それともわたしの想いを映したの? 夢の瞳が心に突き刺さったままでい…

独りの夜

恋などしなければよかった と思う夜更け 親の教えに背いて足の爪を切る 三日月に血がにじむ

予感

別れの予感もあれば 別れない予感もあるのだろう 死が二人を分かつまで・・もあれば たとえこの世界が散り散りになったとしても・・もきっと 漠然とした予感を感じるとき 穏やかな気持ちでいられるのなら その予感を感じ続けることは 幸せにつながっていくこ…

うぬぼれゴコロ

淋しい時はうぬぼれゴコロを満たしてやる ひとは・・ 自分が愛したひとのことは忘れても 自分を愛したひとのことは忘れないんだって 一番目に好きな人は甘いと辛いが両方入ってる それ以外のひとは好きな時につまめる甘いもの 淋しい時につまんでみても やっ…

ズルイ

甘い期待を抱かせるあなたズルイ わたしの心を釘づけにする 何も期待させないあなたズルイ わたしの心を丸裸にする 何かを望むことはどちらも同じ 何を望んでいるのかはわからない 愛がおだやかな泉ならば 恋はきらめく水飛沫 泉の水を掬ってその乾き潤せば…

呼び交わす

あなたのなまえを口にする わたしのなまえを耳にする あなたのなまえを投げかける わたしのなまえを受け止める あなたのなまえがこころを浮き立たせ わたしのなまえがこころをくすぐる あなたのなまえがくちづけをし わたしのなまえがやさしく撫でる あなた…

アタシゴコロ

オンナゴコロなんてわかんなくていいよ アタシゴコロさえわかってくれればいいよ ワガママなオンナだっていうかわりに オマエゴコロはむずかしいよって言って! そしたらアタシが教えてあげる それは全然むずかしくないんだよ アタシゴコロは特別なココロ 裏…

好きということ

好きっていうこと そばにいたいってこと 顔を見ていたいってこと 声を聞いていたいってこと 手をつないでいたいってこと ぴったり重なっていたいってこと そんなココロをほどよい距離で持っていられたら 焦がれることもなく 冷たくさめることもなく あったか…

ゆったりと

ゆったりと あたたかくやわらかに 満たしたい ゆったりと 揺れて揺られて まどろみたい ゆったりと 受け容れ受け容れられ 溶けていきたい こんなにちがうのに こんなにおなじで きっと ゆったりとひとつになれる・・・

深呼吸

ときめきも 華やぎも 不安も淋しさも すべて乗り越えて 見つめあう 安らぎと温もりを・・・ 変わらぬ愛と信頼を・・・ そしてひとつ深呼吸 ほら また新しいふたりになれる

夢に見る

逢いたい人が夢に出てきた どうして自分が自分のとおりに動かないのか 夢って見てるんだなって感じた もどかしい・・・ 夜中に何回も起きたのに 夢を見て目覚めたらもう明け方だった 楽しい時間は早く過ぎるのだけは 夢も現実も同じらしい・・・

まっさらの思い出

想い出を重ねて 目を覚まし、音を聴き、街を歩く さりげない日常に 懐かしい面影を重ねる 新しい思い出をください まっさらの一日を 忘れられない一日にするほどの・・・ いつまでも色あせない 温かい思い出を・・・ 出会いと別れはいつもやってくる 奇跡は…

DEAR FRIEND

恋しいあなたのことをなんと呼ぼう 名前をつけることもできない この気持ちをなんと呼ぼう 見つめあうと 心は謳い始める でも 離れていると 空を見上げるように 言葉にならない言葉を探している どんな歌を謳うときも そらに何が描かれようと これだけは 確…

つなぐ

あなたの声 あなたのまなざし あなたのぬくもり 手をつなぐことは 命をつなぐことに ゆったりと しかし 自信を持って ゆったりと・・・ つながっているのかもしれない

ずっと

いとしい気持がなつかしい 恋しい想いがなつかしい 甘く甘く 溶けて溶けて 想い出にしないで 懐かしい想い出にしてしまわないで ずっと ときめいたままでいたいのです

恋しさをつのらせて 秋に佇む とりどりの色づく木の葉を重ねるように・・・ 鮮やかな色を心に重ねて 滲む色を記憶に焼き付けて この秋もただ一度 とどめることはできない 深まりゆく想いをのせて どんな色に染まるのだろう・・・

ゆりかご

ゆりかごに揺られるように ゆっくりと目をつぶっていたい やさしい夢を見ながら まどろんでいたい 三日月の船のように・・ あなたの腕の中で・・・ くりかえし、くりかえし、 ただ「愛している」と囁いて・・・