撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

グラウンドにあふれるもの

クラブチームが練習をするグラウンドに久しぶりに顔を見せてくれたOB
しばし懐かしい話をする
昔から笑顔の可愛い男の子だったけれど今日はかなり饒舌
大人になったなあ・・と思う


彼らの忘れられない試合の話
ここぞという時にトライを決めた彼
「あのときはパスをもらった瞬間に自分の前に輝く道筋が見えた」と
あんなことはそれまでもそれからもなかったと
もういちど思いっきりラグビーをやってみたいという彼
どこかで彼がグラウンドを走り切る姿を見てみたいと本気で思った
どうぞ、その気持ちを持ち続けて、そしてなにか働きかけてほしい
彼は、あの先輩はすごいといったそのひとの人知れぬ努力も知っていたから
きっとなにか新しい扉をあけるだろう、開ける必要があることを感じているだろう
このグラウンドに顔を見せてくれた
それ自体、なにか動き始めているに違いない


若葉のころ
グラウンドの緑もまたまぶしい
ここにはなにがあふれているのだろう
きっと望めば希望も未来もそして愛すらもあふれていると信じたい