撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

清濁併せ持つ

 いろいろあった一日だった。降らないと思った雨は降るし、曇って
蒸しているかと思えば急に冷え込むし、今日はいけるかと思った試合も
元気の出ないまま終わってしまうし・・・。


 ひとと真剣に話してもう少しでおおごとになりそうなところ、なんと
か真剣さをお互いに認め合って事なきを得たけれど、はっきりいって
疲れた。どうしてあなたがそんなことをするのか?と言われれば、私の
わがままかもしれない。話したくないと言われればそれ以上は聞けな
い。ただ、出会ったからには出会えてよかったと思いたい。せめていろ
んな考えのひとがいるものだとお互いひとつ知るくらいには・・・。
 幸運だったのは、私も相手もけんか(ではないけれど)するのは
仲良くなるため・・ほんとにいやな相手とはぶつかり合いもしない!と
いう意見だけは一致していたから(笑)。


 いろんな自分の中に起こる出来事を、自分なりに整理しながら生きて
いる。自分なりの価値観をつくりながら人生を歩んでいく。それは
自分では考えに考えた最良のものであるに違いないけれど、少なくとも
最良のものであって欲しいと願ったものに違いないけれど、それがいつ
までも最良のものであるという保証はどこにもない。自分の力や考え方
でその方向にもっていくか、常に大小の選択をしながら軌道修正して
いくしかないのだろうと思う。そして時に自分の考えを覆されたり、疑
う必要が出てきたりするのもそれもまた大事なことなのだろう。


 そのことに耐えうる人間でありたいと思う。清くありたいと願いなが
らも、そうでない場所でも息ができるほどに強くしなやかでありたいと
思う。どんな濁った場所でもそれは汚れているのではなく雑多に豊か
なのだと考えられるほどに・・・。