撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

信じてええんやな(ちりとてちん)

 パフッと音が出るほど突然に頭を大きな手で押さえつけられて
大きな体を折り曲げるようにして、自分の顔と同じ高さにした
彼の顔が目の前に迫ってきて・・・。


 出来るんか?というその言葉はぶっきらぼうだけれど、その
手のひらから伝わってくるものは、多分、強制でも脅かしでも
なく、誰かを信じたいという心、信じる心を支えにもう一度
新しい一歩を踏み出したいという、草々の切実な想いだったの
ではなかっただろうか・・。


 草若師匠の、喜代美に語る言葉が優しかった。行ってきます
という草々に「どこへ?」というボケぶりも最高。鼻血がダーッ
の話といい、その上げ方下げ方、まじめ加減ふまじめ加減も
なんとも心地良い。人との距離のとりかた、人を見ての温度調整
・・こういうの粋っていうのかな?
「どないした?」・・そのひとことにぐっときてしまいました。


・・ああ、この師匠と弟子から目が離せません(笑)


 ふるさと・・とはずれの辻占・・どうなるんでしょうねえ・・