撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

揺らさないで(さくら)

 桃も加わり、もう一度ふたりで話し合いを・・というみんなに
もう話すことはないというさくら。そして「彼女を揺らさないで
やってください」という桂木。・・それはなんか違うだろう・・
と胸のなかでふつふつと沸き上がったか、さくらが桂木先生に
「揺らさないで欲しいと思ってるのは先生のほうじゃないですか」


 男の心が時々見えなくなる。好きだからこそ、女のことを
思ってるからこそ、身を引こう、気持ちを抑えようとしているのか。
 それとも、責任を負うことを避けるために、または心が薄れて
来ているのを言い訳するために距離を置こうとしているのか。


 すっきり気持ちに整理をつけて、桂木のことなんか忘れてハワイに
帰ってしまおうと思ってるならこんなに腹が立ったりしないよね。
 いくら男女同権だなんて言ったって、男が動いてくれなくちゃ
女がそうそう動けるもんじゃないよね。


 さくらがぷりぷり怒っているのをしょうがないなあ・・なんて
眺めている桂木先生・・。素直でストレートで優しい彼女を
ここまでひねくれさせたのは、あなたが一言言い惜しみしてる
からなんですよ!って言ってやりたぁい!(笑)