撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

人の役割(どんど晴れ)

 「もっと自分に素直になったほうがいいんじゃない?」


 神木隆之介くん演ずる弟くんがお父さんに言ったひとことが
今日のヒットだったなあ・・。お母さんが早口でもっともなことを
まくしたてる横で、ふっとひとこと。家族って、小さな社会のように
そのひとの個性が際だってそのひとの役割がある。


 次の女将を巡っていろいろな思惑。面白いのは、えみこさんが
夏美を応援しそうなところ。女将もまた、夏美の女将への適性を
何となく感じている。まだ大女将には内緒にするんだけどね。


 吉田さん・・というひとも、夏美にとっては大切な出逢いに
なるのだろう。なかなかこんな風に素直に自分の心を見せて話して
くれることって、そうそうないと思うよ。ただ、その不自然さも
大女将たちが夏美を座敷童と見間違えたように、自然の写真しか
撮らないという水森が夏美を撮りたがったように、彼女がそれと
気づかずに持っている不思議な魅力のせいなのかな、という思いは
あります。で、ハクサンチドリをめぐって、いかにもお話らしく
物事はつながっていくわけですよね(笑)