撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

自分が何者か・・(さくら)

 日本の学校の教育やら、縦社会の人間関係に戸惑いを覚えるさくら。
どうして自分がここにいるのか、何のためにここにいるのか・・。
校長も、どうしてだかわからないんですよね、答えはあなたが見つけて
下さい・・と、鷹揚なような冷たいような返事。


 「世の中は矛盾だらけなのよ〜」と桂木先生。なんかやっぱりいい味
あるよなあ・・。さくらとちがって私は始めから桂木先生気になって
いたようです(笑)


 妹には書かなくても、恋人には自分の今を伝えるさくら。それを認め
たうえで、家族としてさりげなく応援する、父たち。・・・なんか
前のドラマの家族と対照的です。日本が失いつつあるものがここには
残っているのか?それとも、昔の日本を捨てた日本には、あると思って
いたものが実はなかったのか?言わなくてもわかるだろう?と思ってたら
大きな大間違いだったりしてね。つくづく、話すこと、確かめ合うことは
いろんな人間関係で大切なことだと思う。


 ハワイで日系人として暮らしていく・・。生まれ育った場所を離れて
暮らし始める・・親の元を離れる・・所属していた組織から出て新しい
場所に行く・・・。いろんな新しい生活を始めるとき、自分の居場所や
立ち位置が決まるまで意識するしないにかかわらず、相当な葛藤がある。
 しかしながら、それは自分を見つめ直すとてもいい時期でもある。
自分が何をすべきなのか?・・幾度も幾度も悩みながらも、悩んだ分だけ
新しく、広い世界に巡り会っているのだと思いたい。