撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

あるかないかわからんもの(芋たこなんきん)

 つちのこに夢中になる町子さん。「ち〜っ!(?)」っていうのが
可愛かったね。いるかいないかより、自分の考えがつちのこ研究家と
同じだったことに喜んでるあたりが、特によく分かります。誰かと、
「そうそう!やっぱりそう思った?あたしもそう思ってたんよ!」
なんて言える時間はなんでも楽しいですよね。


 あるかないかわからへんものってロマンがある・・っていう意見が
すでにロマンがあると思うなあ。「決めつける」っていうのが、対極の
色気なし・・だな。ようわからへんけど・・・ってにっこり笑える
その笑顔がいいんだろうな。


 健次郎さんの女支配者論もおかしかった。自分の考えを述べる、と
いうのと、決めつける、っていうのは違う・・っていうのも要注意。
 隙がないのは、色気がないけど、隙だらけなのも、色気が台無し
・・でしょうね。良い加減というのが難しい。


 先週、書けずにいたけれど、書きたかったことは、離婚した夫婦の
子供が、どちらかについて行ったことによって、もう片方に悪いことを
した・・と胸を痛めていたのが、とても可愛そうだったこと。
風のハルカ」でも、妹が、お母さんの手を振り払ってお姉ちゃんの
ところへ行ってしまったことを、大きくなってお母さんに再会してから
ごめんね、ごめんね、って泣いてたなあ・・。子供にそんな選択を
させるだけでも可愛そうなのに、そんなこと、大人になったって、
出来るわけない!選べないものを選ばせるって残酷なことなんだ・・
と思った。それでも・・その哀しみも、苦しさも、生きていれば何らかの
かたちで埋めることができる・・そう思わせてくれる母と息子の再会
シーンもとても良かったです。


 なるべく、シンプルに、素直に生きていきたいと思う今日このごろ・・・。