悪い念を排除する
北朝鮮に向かって、メッセージ付きの風船を飛ばす・・という
ニュースを目にした。拉致問題に関したものだっただろうか?
風船というのがいいな・・と思った。届くかどうか、どれだけ行き
着くか、どこの誰が手にするのか・・すごくあやふやではあるけれど
風船が飛んで来て、手紙が落ちていて、そんなさりげないことで
恐怖にさらされたり、反感をかったりすることは少ないと思う。
昨日だったか、捕鯨船に向かって、反捕鯨思想の平和団体から
なんだかあぶないものが投げ込まれたことなどがあるという話を
聞いたところだったからなおさら・・・。
今朝のほっとモーニングは、奥田瑛二さんの特集。特に・・でも
なかったので、見るとはなしにみていたら、映画のはなし。幼児
虐待の問題を含む内容の映画を撮られたらしい。その、小さな女の子を
巡る映像が、ともすれば、暴力的な表現を必要とする部分にすごく
気を使ったという話にひかれた。うっかりフィルムをまわしていると
そのバイオレンス性になおさら撮る方も夢中になってフィルムにその
悪い念のようなものが写ってしまうかもしれない。すると、そこだけが
一人歩きをして、見る人に嫌な気持ちや悪い影響を与えてしまうかも
しれない。少女がいつも暖かく優しいもので囲まれているように
気を使いながら映画を撮った・・というようなはなし。
そうだった・・・。それは目指すところ、気をつけること・・・。
憎しみより愛を、後悔より希望を・・・。沈黙より理解を・・・。
分からないからたのしい・・って思えたらいいのに、心をかたく
こわばらせてしまうと、不安や寂しさも変質して、ひとに恐怖を
感じさせる武器になることがあるなんて・・・!
もういちど、はじめからやりなおそう。わたしはひとりの人間です。
寂しがり屋でいじっぱりのくせに、いろんなひとと関わりを持って
少しでも暖かい気持ちになれたらいいと思っている、欲張りな
ちいさな女の子のような、ちっぽけな人間の女です。