撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

狂言・・

 朝のほっとモーニングで狂言師 茂山宗彦・茂さんが出演。スタジオで
実演して下さっているのに惹かれて今ちょっと注目しました。


 狂言って・・・シュールだ・・・。

 
 犬の泣き声も、鐘の音も、洗濯の音も決まり事があるんですね。なんか
中学の教科書かなんかで読んだことがあるような気がするけれど、やっぱ
実際にみるのがいちばんでしょうね。特に、こんな風に若い人が、普通の
服で演じてくださると、すごく新鮮。あたらしいお笑いかと思ってしまう
くらい・・。(すっごく新鮮な笑い・・だと思う)もちろん、声の出し方と
いい、身のこなしといい、ただ者でないことは伝わります。


 型のある中での鍛錬と、オリジナリティ・・って、ただの目新しいものと
違う安心感と厳しさがあるなあ・・と思います。


 伝統や、常識・・というものを一般の世の中では大事にしていないような
気がするいまの日本。名作と呼ばれる作品や、伝統芸能と呼ばれるものの
中には、昔も今も変わらない人間の喜びや苦悩が隠されていると思う。時には
目の前のひとと会話するよりも、深く、穏やかに、共感できること、安心
することもあるのではないかと思う。