撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

永遠の片思い

高校時代の先輩でとある「事件」でなくなられた方がいる
それは普段は忘れているけれど本当に忘れてしまうことは
生きている間中きっとないんだろうと思う


そして20数年も経ったいま、ネットの検索というものができ
ときおり彼のことを思い出した時に名前を打ち込んでみる


そして先輩を知っているひとに出会う
もちろん、読むだけでコメントなど一切しないけれど
「忘れられない」と書かれた言葉を見て
抱えた想いは違ってもここにこんなひとが・・と
なんとも複雑なしかしどこか懐かしいような想いに囚われる


どうして今日思い出したのかな?
ひとさまのブログで「本棚」の話題を読み
我が家の本棚を思った時にそのもとになる本棚にであったのが
その先輩の家にあったものだったと思い出したから?
もちろん、内容も見た目も全然違うのだけど
家族の集まる場所の壁のかなりの面積をとって作られた本棚
もうその先輩が帰ることのない家にお参りに行ったときに
眺めた本棚
「私が憧れてたひとはこんな本棚のある家で育ったのだ」と



思い出したからといってもう心がなにか動くことはない
しかしながら、思い出は、彼が生きていたことは永遠に消えない
私の片思いもそのまま形をかえず永遠に片思いのまま・・である