撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

想いを分かち合う仲間

高校ラグビー、花園に続く福岡県予選3回戦
長男の母校、Bシードで本日より登場
相手は今年からラグビー部ができた今まででいえばサッカー部が有名な高校
ラグビーしたくて集まってきた経験者ぞろいとはいえ
1年生がほとんど(あとは2年がひとりらしい)なのに1回戦、2回戦と快進撃
高校ラグビーに興味のあるひとは今年の注目チームに挙げてる高校
先週観てきたダンナも「1年生とは思えない戦いぶり、何よりすごく楽しそう」
う〜ん・・これはまた何とも言えない相手と当たるものだな・・と複雑な心境
試合は第4試合、午後3時から
普通はこのレベルの試合、観戦者は身内がほとんどで
自分とこの試合が終わったらさっさと帰るひとがほとんどなんだけど
今日はだんだんグラウンドにひとが増えてくのよね
でもって注目の私立高校からはサッカー部と野球部の子が応援にきて
グラウンドの周りをぐるりひとが取り囲むというちょっとした状態


長男母校の応援席にも若いOBいっぱい来てました
なんとなく気分が高揚しているのはみんな一緒のようで
声が出る出る
OB全員、総監督のように指示が飛ぶ飛ぶ!(笑)
前半終わって「なんて精神的に消耗する試合だ!」とつぶやくOBあり
確かに自分がプレイしたほうが気が楽なくらい若い子たちだもんね


相手チーム、1年生とは思えないほどのしっかりした体つきと落ち着きで
ここまで相手に点を入れさせずに相当な点を取って勝ち上がってきたのも
なるほどと思わせられるきちんとしたプレイだった
変なプレッシャーやちょっとしたミスなどあろうものなら
きっとズンとコタエル点数を入れられてたに違いない
事実、バックスを止めるのがちょっと遅れると走られちゃうという
うん、接触なしの個人技になるとかなりのものを持ってて持って行かれちゃうね
フォワードも負けてなくてかなりというか互角に押してたな
ただその連続では一日の長のある3年生のいるチーム
後半はその消耗ですこし脚をとめることができたかも


とにかくいい試合でした
ハラハラドキドキではあるけれど
中身のびっちり詰まった見ごたえのある試合でした
結果25対22で勝てたのにほっ・・(笑)


でもなんかOBがいっぱい来てうんと応援してるのが嬉しかったな
そして試合が終わったらみ〜んなほっとしてすっごくいい笑顔になって・・
伝統云々でなくそういう一緒になって気合入れたり喜んだりするひとがいてくれるって
いいなと思った
相手チームにはなくてこのチームにあるもの・・でもあるしね
だからこそこれからあの新しいチームがどんな風に成長していくのかも楽しみ
福岡に新しい風を吹かせてくれるかもしれない
事実、もうこんなにたくさんのひとをこのグラウンドに呼んでくれたしね


帰って夕食を食べながら録画してた大学ラグビー
早稲田対筑波
これまたタイトなゲーム
水上選手は前回の試合とはまったく別人のように気合入りまくりだし
松下選手は鼻血にめげず鼻のつめものすらキュートに見えるほどに頑張ってるし
原田選手の献身的な動きは筑紫のラグビーの血?と思いつつ感動的だし
垣永選手の圧倒的な存在感は今年だけでなく来年がすごく楽しみでもあるし
布巻選手がハーフタイム終わって帰ってくるときに監督と一緒だったのも笑ったし
まあ点が入らなくてもこれだけの見せ場があるラグビー
こればっかりは全部観なくちゃ語れないよな
でもって最後の10分の怒涛の攻撃はこれまたとんでもなく凄かったし
点数だけみたんじゃわかんないドラマがいっぱいあるよね、スポーツ・・とくにラグビー


どちらも素晴らしいチームであることは変わらないのだろうけど
筑波というチーム
ほかの大学にはないどこか家庭的というか高校的というか
なんだかホントに仲良しに思える何かがある気がする
このチームはなんだか手放しで喜んでてもそれが気持ちよく見えるのよね
もちろんこれからもっと強くなって常勝チームになっていけば
また本人たちも観る方の印象も変わってくるのかもしれないけど
いまは
チームすべての仲間で想いを分かち合っているそんな様子がとても気持ち良い
こんなふうになれる関係があるって素晴らしいと思える


なんの思惑もしがらみもなしに
目の前の幸せを心から喜びあう
それって意外と難しいかも
・・とこのところいろいろ悩み事、考え事があって
素直な気持ちを時折忘れている自分を想ってみたりして・・


いやいや、ラグビー・・私にとって大切なものですな