撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

強く風の吹くグラウンドで

本日ラグビーの試合観戦
久しぶりに次男が「送って」というので
さわやかグラウンドまで出掛ける
集合は「9時」
えっ・・?9時ですか?
えっ?おまけにお父さんもいくんですか?
と、何カ月ぶりかに親子3人
8時半から車に乗り込んでさわやかグラウンドへ


まだ駐車場には車もまばら
自転車で集合する高校生たちの姿がちらほら


実は10時半からは福岡高校と県立千葉高校が親善試合をするという情報も
県千葉が部創立?40周年記念に遠征にやってきたとか・・


週末の心配されてた天気は申し分なしの青空だけれど
とにかく風が強くて
はっきりってめちゃくちゃ寒い!


試合はひとまわり大きくたくましくなった印象の福高のペース
しかしながらタックルにも良く入るし
なにより声を掛け合っているその様子が気持ちの良い県千葉
東大に毎年30人も入るような高校にもこうしてラグビー部があって
またこんなに活発に活動しているっていうのがなんか嬉しいよなあ・・


さわやかのメイングラウンドの方にもひとが集まり始めた
本日、福岡ユースと神戸SCIXという、高校生のクラブチーム同士の定期戦なのです
高校生のクラブチームっていうのは全国でもまだ珍しいんじゃないかな?
福岡ユースは高校にラグビー部がない子どもたちにも
ラグビーを続ける機会を、ラグビーを始めるきっかけを・・
というような趣旨から作られたようですが
たまにはうちの子のように高校にラグビー部あるにはあるけど
そこまで毎日となると考えるけどやっぱりラグビーに触れていたいかな?
っていう子もいるようで・・(笑)


このところ、女子ラグビーも年々活発になり
もちろん、本日も男子だけでなく女子の試合も
開会式?の顔ぶれもこんな感じで・・

中学生の女の子たちの7人制の試合と
神戸対福岡の女子高校生たちの7人制の試合もありました
7人制・・・最初の球だしと引きつけてパス!でかなり決まるのよね
数十メートル独走も珍しくなくて
いちばんきついのはレフェリーかもしれない・・・(笑)


さて13時過ぎからおまちかね神戸SCIX対福岡ユースの試合
神戸・・なんか黒いジャージからたくましい体つきがうかがえて
おまけに円陣組んで気合いが入っててめちゃ強そうなんですけど・・
前半からボロボロのケチョンケチョン・・なんてことにはならないでくれよ・・
と、心の中でこっそり祈る親


神戸、いい走りだなあ・・
でも福岡もそう負けてはいない
なんとか大きな穴は空けずにディフェンスを頑張っててけっこう見ごたえはある

我が息子の話を聞いていたら心配になってしまう練習状況なんだけど
(まあ彼は始めたばかりでまだできてないことも見えてないこともあるだろうし)
でもさすがにこんなにいい場所でわざわざ神戸からやってきてくれた
同じクラブチームでこんなにいいチームと対戦すれば気持ちも自然と上がるというもの?
正直、思ってた以上に頑張ってたような気もする(どんなチームと思ってたやら)


前半の終わり5分くらいが一番からだが動いてたようで
ようやく相手ゴール前までボールを運んだのだけれど残念ながら時間切れ
神戸3トライの17点、福岡0、で前半終了


福岡ユース、後半の巻き返しはかれるか?


といいつつ・・・
後半修正してペースを上げたのはむしろ神戸だったかも(笑)
神戸SCIXの6番、13番、15番
初めて観るメンバーでも、その試合しか観てなくても
1時間も観ていたら気になる選手、魅かれる選手は出てくるもので
このあたり、いいねえ・・楽しみだねえ・・と(笑)


我が子は後半は交代で、チームメイト4人ばかり並んで試合をみていたけど
彼はどんなことを考えていたのかな?

試合が終わってからも神戸SCIXのメンバーは長いこと円陣を崩さずに立っていた

気になって気配を感じられる近くまで行ってみたら
どうやら、選手ひとりひとり今の試合の反省というか感想というか
チームのなかで話していたようで・・
かなりの点差を開けて勝ったにも関わらず
その試合のひとつひとつも自分たちのものにしていくって素晴らしいなあ・・
指導者がどうのこうの声かけるんじゃなくて
選手たち自らが自分たちの今日はどうだったか振り返り共有しあうっていいなあ・・
それはいいチームになるはずだ
と、半ば納得しながらグラウンドを後にする


次男も戻ってきたのでさあ帰ろうかとしたら
中学時代のチームメイトにちょっとしたアクシデントが起こり
一緒に車に乗って2時間ばかしあれこれしながら過ごすことに・・
合間にお互いの高校の話などして
こんな話ができるのもラグビーで9年間も一緒にいたおかげだよなあ・・と感謝


今日の一日
私にとってはいろんな意味で忘れられない日になった気がする
実際に久しぶりにラグビーの試合に出た次男にとってはどうだったんだろう


数年前、このクラブチームの定期戦をこの同じさわやかグラウンドで観て
書いた記事もこのブログの中にある(2007年3月12日の一部)
あの時はまったく外から眺めていただけだったけれど・・
高校生にもなって親がしろとか頑張れとか言えるものではないのは重々承知
だからこそ、今日のこの試合が彼にどんな影響を与えるのかとても楽しみ
彼のことだから、すぐさま何かが変わるようなことはありそうにないけれど
でも、なにか昨日までは知らなかったことをひとつ経験したという点だけは事実
その水滴ひとつがなにかのきっかけにならないとも限らないし
別にならなかったとしてもこの日、いろんなことがあったことだけはきっと忘れない
それだけでも嬉しいな・・と思ってしまう
もう半ば手を離れつつある男の子の母親・・・なのでした(笑)