撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

柔らかな緊張感

この間の日曜日のこと
福岡の高校ラグビー勝戦春日公園まで観に行ってきました


修猷館高校対小倉高校
3位決定権は(今回最後の数分しか観てないけど)福岡高校対筑紫


正直言って試合の内容は書くほど覚えていないのです
いや、観てる間はこれを書こうとか
題名はこれで行こうとかいろいろ思っていたのだけれど
途中からそんなこと抜きにしてなんだか純粋に楽しんじゃった


ひとつはひさしぶりの公立高校同士の戦いだったこと
もうひとつは少し前に座っていたS高校のOBと思われるひとの
グラウンドへかける声に共感して心地よくなったから


試合はどちらのチームも素晴らしかった
ただ前回観た時、水色の波が押しよせては引いて
次から次へとチャンスを飲み込んでいくように
おそろしく強く見えたシュウユウも
9番の繰り出す早いパスを起点に小気味よく直線で決めていく
小倉のうまい!とうならせる攻撃も
今回はこの間ほどはっきりとは見えなかった
というかそのふたつが戦うとどちらも一歩もあとへは退かず
攻撃しても簡単には前進できないのだから



すこし線が太く見えたシュウユウが
少し緊張しているように見えた小倉と差をつけたかな?
それでも最後の最後までどちらに転ぶか分からない点数のまま
シュウユウリードの印象ではあったけど
ひっくり返されればそのときはそのとき・・という


そんなとてつもない試合なのに穏やかに観られたのは
そのOBの方のおかげ
選手たちを励まし落ち着かせる言葉を終始かけていらした


いいよ、その調子
落ち着いて、悪くないぞ
攻めていくつもりで守れ
ここだぞ、切らすな
ともすれば自分の感情を吐き出してしまう観客席の声の中
選手と一緒に耐えて選手の後ろで戦っている
そんな温かくて冷静な声掛け
そしてこれまたちょうどそれにふさわしい
落ち着いて頼もしい声だったなあ・・・


ほとんどその声援に心奪われて
「お友達になりたい!」と声かけたい衝動に駆られたけれど
周りに一杯見知らぬ人がいらっしゃいましたし
シュウユウ優勝でそれどころじゃなく盛り上がってましたし
さすがにね・・
それにラグビー観戦してるうちにご縁ができるんじゃないかな
と、どこかで思ってるところが福岡の適度な狭さで・・


と、
先日書いたラグビー+ブログつながりの方と
早くも望み叶ってお会いすることができた身としては
ラグビーの力はとてつもないと信じちゃってるからね(笑)