撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

泣かせちゃる(カーネーション)

奈津のおとうちゃんが亡くなった
それでも哀しみに浸るよりも先に
いろいろなことを若女将としてやっていかなくてはならない奈津


そんな奈津を想い
泣かせちゃる・・と心の中でつぶやく糸子はなんて男前なんだろう
この間のダンスホールで堪助を待って椅子に座ってたあの雰囲気といい
糸子、男にしたらほんとカッコええやろね〜、惚れそうやわ〜って感じ


そんな中でまただんじりの風景
時の流れたことを教えてくれるし
人の心の中でどんなことがあっても
時は容赦なく(ときにはそれが優しさになることも)流れていくことも教えてくれる


泰蔵と奈津の場面
それを繋ぐのが祭りの途中、迷子になってしまった泰蔵の子ども太郎
なんだかね、切なかったね
切なかったけど暖かかったね
自分のことを好きな相手が知っていてくれた・・
昔叶わなかったことがいつの間にか叶ったの?
それとも自分にとって重要だったことはいつのまにか当たり前にクリアできることだったの?
いまはまだこれがどんな意味なのか分からないけれど
それでもずっと好きだったひとのくちびるから自分の名前がこぼれるのを聞いた
それだけでなんだか美しい夢を見たようにどこか幸せを感じるのではないかなどと思ってしまった・・・