撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

鰯とカツレツ(カーネーション)

あなたの好きな花はなに?
カーネーションです
カーネーションになったつもりで歩くの
恥ずかしがって咲かないカーネーションみたことある?



洋裁を習う一週間
一番大切なことを教える・・と


そうだよね
自分の仕事、一生の支えにしていこうというものなんだから
顔を上げて、前を向いて、堂々と頑張れる、そうじゃないとね
自分が洋服を着てみないとひとに洋服を作れないよね
これがもし縫い子さんのバイトだったとしても
「あたし下手くそだから・・」って思いながら縫った服と
「これを来てくれる人が綺麗になるといいな」って思いながら作った服と
なんだか着た時の気分・・服がくれる気分は格段に違う様な気がする
ふと・・・自分の仕事でも言えるかな・・と思った一瞬


品格と誇りを持ってこそ、夢も希望も持てる・・
いまはさらりと話したこの言葉もいずれ本当の重みを感じるのだろうな
歩き疲れて萎れそうになっていた糸子が
気持ちを入れ直してしゃんと泰蔵にいちゃんの横を通り過ぎた
これって恋愛だとか憧れの人とかそんなのを越えた「女の心意気」を感じて好きだった
だからこそ泰蔵からもいつもの糸子と違って見えたんだろうな・・・


食卓の場面は最高
自分が作ったたべものを美味しいと言ってくれるとそれはいい関係になるよねえ・・
おばあちゃんのコロリと変わった上機嫌、これもまたよしというところ
根岸先生のこだわりなしの食べっぷりもいいね
新しいものを取り入れるひとって
新しいものだけにこだわるのではなく
いいと思ったものすべてを「ただ無心に」自分のものにしていくのではないか
などと思った次第


カチカチになっているであろうカツレツも飲みこみ
今まで食べてなかった鰯も食べてみようと思った糸子は
確実に先生の大切な教えを自分のものにしつつある・・と感じられた



春太郎をみる糸子の顔は笑えました
いい顔はもちろん素敵だけど
情けない顔やちょっと憎らしい顔なんかも「可愛い!」と思えてしまうのって
このお話がどれだけ愛情もって作られているかってことと、
尾野真千子さんの演技力とそれをも越えた魅力だよなあ・・