戻れなくなる(ゲゲゲの女房)
政志さんが「あいつの行くとこなんかない」と言ったのには
ちょっとぞっとした
どこか甘くみているような縛っているような気配を感じたから
そんな彼に布美枝がきっぱりと
探しに行かないと戻れなくなりますよ!と言ったのは感心
その言葉にハッとして本気になった政志は分かる男だと安心した
「生きているひとには同情はしない」
それは生きていればかならずやり直すことができるから
どんな人生もどこかに自分の意志が入っているもので
生きている限りは自分の人生の責任は自分にあるのだから
その責任は自分で負うべきだし苦労はそのひとのものだし
簡単に同情するのはある意味失礼なのかもしれない
そんな風に、人間やり直すことはいつでもできる
しかしそれは一人・・の話・・自分に関しての話
ひととひとの関係においてはひとりだけではないのだから
どこか大事なタイミングを逃してしまうと
「戻れなくなる」
なんとなく続けることはできたとしても
もとどおりにはならなくなる・・どうしてもできなくなる
美智子さんはずっと待っていたのだろう
「すまん」のひとことですべて流してしまえるほどにそれだけを・・・
昨日までの雨が嘘のように晴れ渡った10月10日・・っていうのに笑った
体育の日は10月10日じゃなきゃだめだってば!
その日が晴れの確率が一番高いんだから!
体育の日が動くようになってから運動会が降られる確率が上がってしまったよ
・・とよく話していたものですから・・・・
この日ならきっと開会式にくぎ付けでだれも出てこないだろうから・・って
そんな・・
そのうち「あれで開会式見逃した」って言われないか心配したりして(笑)