撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

一緒にいこ(カーネーション)

おおきに・・おおきにな・・おおきに・・・


何度もそういう糸子
固くもつれそうになっていたものが
さりげない思いやりでほどけていくことがある
ああ
いまわたし縮こまりそうだったと
気づかせてくれるそばに寄り添ってくれるひと・・・


泣いて泣いておかあちゃんはいまどこに自分がいるのか
気づいて帰ってきたひとみたいだ
どんなにそれが大切で大きなものだったとしても
失くしてしまったものを嘆いているばかりでは生きていけない
自分のなかにいくつもある自分を思い出して
前を向いて生きていくしかない
大切に思う人たちのために
愛しい自分の人生を


疑えばそれもきりがないけれど
微笑めばいつの間にか笑顔になれる
なにも言わなくても
一緒にあるいてくれるひとがいれば
きっといつでも空には星があることに想いを馳せられる