撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ふみちゃんもいかんのよ(ゲゲゲの女房)

お姉さんの言葉
「村井さんも村井さんやけど、ふみちゃんもいかんのよ
 文句も言わんでだまっとるのやけん」


まるっきり布美枝目線で観ていたものと布美枝自身にとっても
「えっ?」と驚くひとこと
もちろんお姉さん、村井さんに意見するのもやぶさかでないというほど
布美枝のことを考えてくれてはいるけれど
こんな言葉をさらっと言えるのも姉妹・兄弟というものかな
うらやましく見える幸せなお姉さんの家庭だって
全部いつもうまくいってるわけでも
なんの努力もせずに幸せいっぱいってわけじゃないよね
ちゃんとやってるからちゃんとよく見えるのだろうな


赤ちゃんできましたということだって、なかなか言い出せないものだもの
茂みたいな口の重い・・というか口数少ない・・というかなかなか話出さないひとには
話すタイミングと雰囲気作りが必要なのだろうな
日常がさりげなく流れていたら、何か感じてても、まあいいか・・って
必要なことは言ってくれるだろうからまあ様子をみてようか・・って
懐が深いことはなんだか想像できるけれど
その懐に入ればそれも気持ちいいだろうけれど
その深さも、自分との距離が大きいことになるだけだったらちょっと淋しいものね
どんなに素敵なひとでも、その素敵さが自分に向いてなければ楽しくないよ(笑)


で、今回ちょうどいい機会だったってこと
それでも布美枝がまたもやしゃべってからようやく茂が受ける・・という
も〜!!あたしだったらこんないつも口火を切らされるのってやだ〜!ツンデレなんかいらない!
・・・って誰も聞いてないって・・・
かといって、何も言わないのに全部しゃべってくれそうな茂の母も嫌だな(笑)
当時の事情はよくわからないけれど
手紙であれこれ書くくらいなら、その中のなにかひと品でも贈ったほうが・・
とか思ってしまうのはせこい?
実家との対照が鮮やか過ぎて、嫁姑、嫁ぎ先、実家・・など少し思ってしまいました
お父さんの「おまえが行ったらかえって体に悪い」の一言は鮮やかでした(笑)
まあ、ここも夫婦は名コンビって感じですね
手放しで喜んでいるところはなんとも微笑ましくて
半ばあきらめていたかもしれない「茂の子ども」はどれだけ嬉しいことかと思えました