撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

イタチの毒(ゲゲゲの女房)

胡散臭いイタチくんですら
このちょっとばかし不穏な空気の村井家に登場すると
なんだか懐かしく見えてしまうのは何故?(笑)
他人だとおもしろがれるけど
身内だと色々あるのよね・・って心理かなあ


まあ彼があらわれたせいか彼があらわれたおかげかで
ついに茂が倒れて強制休養
やっと自分が茂のためになにかできる・・と
ウキウキとりんごかバナナか悩んでいる布美枝がおかしかった
子どもたちにも気付かれるくらいだからね


笑顔が見られる貧乏のほうがいい・・・ってのは言い過ぎでも
お金があっても笑えない暮らしでは淋しい・・っていうのはホント
お金を稼ぐのも難しいけど
笑顔でいるのはこれまたけっこう難しいのですよね


最後のおかゆのシーン
茂が布美枝に「もっとけよ」と繰り返す
ふと
そうか持っていてもらわないと茂は片腕だったんだ・・って
思い返した
いつもは自分で立っているひとがほんのちょっぴりひとに寄りかかるように
おかゆだってひとりで食べたっていいのだけれど
ちょっぴりひとの手を借りる・・
少しだけ甘えてみる・・・
そんなやすらぎと、寄りかかられたちょっとした重さやぬくもりが
ときにはなにより心地よかったりする