撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

風の強い日だった
雲が何層にも重なり
そのそれぞれが
また風に流され
次から次へ
姿を変えていた


想いも・・
そこに留まらない


雲も
空も
ただ心を映すだけで
そのものに意味はないように


日々の出来事も
光が色を描くだけで
もともとはなんでもないのかもしれない


幸せだと思ったら幸せの色になるのだろう