撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

参加することに意義がある

バンクーバーのハイライト、女子フィギアスケート
うう〜ん、キム・ヨナ、完璧!
テーマが何とか何を表わしてるとか、そんなの何にもなくていい
ただ、その美しくなめらかにしなやかにつながる滑りをずっと見ていたくなる
そんな引き込まれる演技だった


演技を終えて、涙を流している彼女が
そして、今まで見たこともないように緊張した面持ちの真央ちゃんが
どちらも変わらない人間なんだと思わせてくれた
オリンピックを目指してただただ精進してきた
そして、この大舞台に立つことを自分のものにしようとしている
ひたむきにフィギアスケートを愛する人間なんだ・・と思わされた


オリンピックは参加することに意義がある
わたしたち一般人は、その祭典を見るだけで幸せになれる
参加するということがどんなに大変なことかもわかる
そして
参加できること、こうしてオリンピックを楽しめるということが
どんなに幸せなことかもわかってきたから・・・


その昔読んだ少女漫画「ビバ・バレーボール」の最終回で
主人公の友達が、試合に勝っても次から次に戦いがあるのがいやというと
主人公がいう
いいじゃない、いまなお世界のどこかであっている本当の戦いは
どちらもが血を流し命を落とすけれど
このスポーツの戦いは勝っても負けても
後に残るのはさわやかな疲れだけだ・・と


この年になって
「オリンピックは参加することに意義がある」という言葉を使った人の
本当に伝えたかった気持が少しだけわかったような気がした