撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

仲間

大学ラグビー選手権、決勝
帝京大学早稲田大学


帝京大学は5連覇のかかる試合
一方早稲田大学はひさしぶり?の決勝進出
ここ数年の帝京の強さといったら面白みがないほどではあるけれど
上り調子だった筑波を破ってでてきた早稲田が
この大舞台でなにかやらかしてくれないかという期待もかかるところ
特にね
キャプテン垣永は花園での印象がハンパない
このひとをリーダーにして
あのあたりの花園で大活躍だった
金や小倉、布巻に藤田と錚々たるメンバーが揃うチーム
応援したくなるのはごく自然なこと
加えて言えば今の4年生
うちの長男と同じ学年に当たるから
なんだかその思い出も重ねてしまったりして・・・


試合は早稲田のノーホイッスルトライに始まり
激しい攻防の繰り返し
帝京のとてつもない強さを見せつけられつつも
大舞台の何が起こるか分からない緊迫感も味あわせてもらって



ラグビーっていいなあと思った



帝京の監督の遣った「誠実な積み重ね」という言葉に
胸キュンです
彼らがこれだけ強くなったのはそれだけの意志と誠意があったから
そしてもうひとつ
まわりに素晴らしいライバルがいてこそ磨かれたのだということ



勝ってするコメント勝利に届かずするコメント
そこにはかなりの差が出るのだなあと思わせられた両監督の言葉
たぶん
学生たちは勝っても負けてももっと近い存在でいると思う
一緒に戦った当事者として分かち合ったもの感じ合ったものがあるだろうから
そこが
大人になってしまったものからすれば羨ましくてたまらないキラキラしたものなんだろうな



ふと思う
大学ラグビーの素晴らしさとその意義


ラグビーはプレイするひとだけで成り立つものではない
指導者もレフェリーも観客もファンも
そのいろいろな人たちがラグビーを単なるスポーツではなく
文化へと押し上げていくのだと思う


これからの一生をラグビーだけをしてラグビーを生業としていくひとだけでなく
様々な社会的立場にいるひと
いろいろな角度からラグビーを愛していくひとがいたほうがいい
そんなひとたちが
ラグビーをつづけていくひとたちと思い出を分かち合い
想いを分かち合ってくれる場面があったほうがいい


今日のこの試合を忘れないひとがいっぱいいればいるほど
これからのラグビーシーンは素敵なものになっていくと思う


2019年が楽しみになる仲間たち
そんなことを考えながらちょっぴり涙が出てきた
おととしの天理と帝京の決勝のときに
「あら?大学ラグビーを観て初めて泣いたかも」と思った記憶があるけど
今年もやっぱり泣けてきたなあ


彼らたちの未来に栄光あれ!
と感謝を込めて祈りたいと思う