撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

リフレインが叫んでいる

 ただいま、テレビで歌を聴きながら仕事中。ユーミンの曲に思わず心をつかまれる。もっともこの曲をいい曲だなあと確信したのは、昔のNHKの番組で中島啓江森公美子がデュエットしたのを聴いたとき。すっごいスケールの迫力だった。


 今回はユーミンのコンサートの映像を見ながら、ぼんやりと歌詞を考えつつ聴いている。できるだけやさしくすればよかった・・ってどこかでも聞いたなあ・・・ああ、今朝みた朝日新聞の土曜版の記事、チューリップの「サボテンの花」の中でか・・て今思い出した。


 ふと考える。叶った恋には未練はない。むしろ、叶わなかった恋、手を伸ばせば・・手を離さなければ叶ったかもしれない恋に少しだけ未練が残る。それも今となれば、切ない恋心というよりも、ひとときの幸せな思い出が増えたかもしれないという、すこしばかりの欲張り心ではあるけれど・・・。


 終わった恋を恋しく思うときは幸せではないときかもしれない。始まらなかった恋の続きを夢見るときには今にすこしだけ満足していないときかもしれない。それからいえば・・いまの毎日にわたしは満足しているのだろうか?それとも古い恋を恋しがるほど自分の人生は終わってはいないと、ひそかに思っているのかもしれない(笑)。