撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

思わないことには気づかない(ウェルかめ)

 なんとなく、昨日の佐古さんが気になって今日は視聴。最初の登場の仕方を知らない上に、波美のアパートに行った場面を見逃した私はなんとも言えないのだけど・・・。


 昨日の勝之新とのやり取りや、今日の一平とのやり取りは、余裕というより、天然でなんのこだわりもないという感じでよかったな。一平ちゃんが太鼓を叩いているのを「すごいすごい!」と見ているところは可愛くさえ思えたぞ。でもまあ、「本命!」とはしゃぐ綾は、そう?若い子がそんな風に思う?とやや疑問でしたが、これも、我が身ではなく、ひとのことだからそういう風に言えるのかもね・・と。確かに一平とかより、すぐ結婚しても生活が破たん・というか行き詰らないような気はする(いろんな意味で)。


 波美の気持ちはどうなんだろうね。彼女はまだ恋を知らないような気がする。佐古さんの仕事だとか、肩書きだとか、そういうものには憧れて、そんなひとがわたしを誘ってくれてるなんて!という嬉しさと、失礼のないようにしなくっちゃ!って感じはあるのだけれど、じゃあ、もっと近くなって、一緒に暮らしたり、ましてや結婚したり・・とまではいかなくても、彼と彼女の関係になって、抱き締められたり、キスしたりってそんなリアルなことを考えられるかな?今のところ考えてないんじゃない?そんな風な意味で好きだとは思ってないんじゃない?


 結婚するには「好き」と「尊敬」と両方あったほうがいいと思うけど、好きの勢いでは結婚することはあっても、なかなか尊敬だけではその先には進まないような気がする。


 かたや佐古さん、「尊敬」からきちんとした態度をとっている波美をなんだか可愛いなあ・・と思ってるみたいだけれど、あなたがもう一歩近づいたら、彼女はどんなリアクションをするやら・・・。そんな佐古さんというキャラクター、もともと天然で、少年のようでいいひとなのか、それとも、それなりに苦い経験など持っていて、純粋故に暴走しそうな自分の性格を自覚しつつ、彼なりに自分をクールに抑えつつ、大事なものを(好きな人やら、自分の心やら)大切に育んでいこうとしているひとなのか・・。


 久しぶりに見たら一平ちゃんがかっこよかった。やっぱり、人間っていろんな面をもっているんだから、波美命だけの彼じゃもったいないよね・・と思った。


 だってさあ・・ただでさえ、このドラマ魅力的な男性陣が少ない(皆無?)んですからね。そこが一番のつまらなさ・・と「坂の上の雲」を観て再確認した次第。