撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

美味しいものがくれる幸せ

 息子のラグビーのクラブチームの行事が終わり一息ついた今週。今日、責任者の
もうひと方と、会費と支出の金額を合わせ、ようやく安心した。すると、今度の日曜日が
高校の体育祭の長男「土曜日友達泊まらせていい?」どひゃぁ〜!!!って気分だが、
男子高校生は拒めないなあ・・(笑)。「うちでご飯食べた友達、リピーターが多いよ」
って、こんなところだけ調子いいこといってくすぐってくれる長男。


 そう言えば、小学校の母の日のお手紙とか、子供たちはいつも「いつもご飯作って
くれてありがとう」だったなぁ。それだけかい!わたしは飯炊き女かい!ってちょっと
淋しかったけど、今にして思えば、他に何がある?それで十分じゃない?っていう
気もする。「出ていく!」って家出のまねごとをした長男も、夕御飯の時間には
帰ってきてたしね(どこが家出じゃ!)。


 そののち、ダンナが「そろそろコーチに飲み会誘ってもいいよ」って長男に張り
合うんじゃない!お客様をよんで一番飲んで一番先につぶれてるのはあなたでしょ!
と言いたいところ。と言いつつ、それも悪くないなあと思っている私。子供はご飯、
大人は酒の肴と、少し希望は違うものの、美味しいものを食べてもらうのはなんだか
幸せになって嬉しい。10コ近く年上のコーチが「もうできた?」なんてわざわざ台所まで
鍋を覗きに来たのなんかは、まるで夕食前のお腹を空かせた男の子のようでなんとも
可愛らしかった。そんな風になにかワクワクできる場所を提供できるならそれも悪くない。


 そう言えば、今日すこし体調がよくなって一番に考えたのはお昼においしいもの
食べたい!ってこと。先日知り合いから教えてもらった台湾料理のお弁当屋さんで
肉まんと、野菜蒸しまんを買って食べた。夕方には、夕食の買い物の時に、明日の朝は
パンにしよう!と、近くの手作りパン屋さんで大きなままの食パンを2斤分買った。これを
厚切りにしてこんがり焼いて食べる予定。


 美味しいもの食べて幸せになれるなんて単純でいいこと!と思うけれど、歳をとって
くると「美味しいものを食べよう!」と思うことすら体力がいることに気づく。幸せという
ものもそうなのかもしれない。そう思えば、たまにはうんとお腹を空かせるように
孤独に耐えたり、困難に立ち向かったりすることも、幸せをより深く美味しく味わうために
必要なことなのかもしれない。