撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

勝手に祝勝会

 日曜日はラグビークラブチーム恒例の初もうで。運動不足解消のためにも練習場のグラウンドからお宮まで歩いていく。15分くらい?だったかな。うちのクラブもだいぶ大所帯になってきたけれど、その上に、どこかの野球チームとかなんかの団体とか結構賑わってた。この日から練習はじめって多かったのかもね。


 全員集まってお祓いしてもらうまで待っているところに、ヒガシで大活躍の峻とショータ登場。おお!おめでとう!なんて言ってると、いつの間にか峻の前にサインをねだる子どもたちの列が!ラグビーのジャージにとか、背中に縫い付けたゼッケンにとか、ラグビーパンツにだとか(ウィンドブレーカーのズボン半分おろしてサインしてもらってる小さな子の姿がおかしかった)。変わり種では、お宮でもらったミカンにだとか(どうするんだろう?)果てはおでこにだとか!!!コーチが、「こいつらわかってんのか?」とつぶやいてるのもなんか笑えた。顔に書いてもらうのって、試合前だったらご利益ありそうだよねえ・・とか話しながら、昔長男が「遠征のバスのなかでうっかり眠ったらシュンに顔に落書きされるから・・」って言ってたのを思い出したりもしてた。まあ、一番笑ったのは、サインをねだる幼児の列にいつの間にか消えていた中学父兄のお母さんがしっかり並んでたことかな(笑)。


 昼から有志による勝手に祝勝会。我が家に集まってくれた数人と、飲みながら、試合のビデオ観て、思い出話をして、やっぱり飲んで・・。忙しい子どもたちは、顔を見せてはまた遊びに行き、ご飯を食べてはまた遊び、まあ、そんな中で、峻本人によるコメント付きで決勝の録画をみられたことはかなり美味しい今日のハイライトだったかな(笑)。


 夕御飯を食べてお開きになった飲み会。朝からの興奮で(ミーハーしすぎって!)疲れ果てた私はいつの間にか半分眠ってた。ふと気付くと真夜中、人の気配がするので居間にでていくと、我が子ふたりと峻が夕食のモツなべの残りにもう一度チャンポン玉を入れて夜食を食べてるところだった。久しぶりに家でゆっくり食べたような気分・・なんていってくれるシュン。お風呂からあがって、なんか自分ちみたいにしてるよね・・ってちょっと照れてつぶやく彼に、いいんじゃない?って言いながら、前よりも大人になったことを感じる。大人になるって、周りに気が使えるってことでもあるけれど、自分の出したい部分を素直に出せるってことじゃないか?なんて思う。大人になっても、言いたいことが照れくさかったり意地を張ったりで言えなかったり、自分を隠すために、回りくどい言い方をしたり、皮肉交じりの物言いをしたりってあるけれど、自分の思ってることの中の、相手に聞かせたらきっと喜ぶだろうな、伝えたほうがいいよなってことをきちんと選んで言えるってことはかなり大人の力が要ると思うのだ。そんな成長が見えた気がした。


 夜中に居間の本棚の前で、長男と峻を並ばせて記念撮影。「定点観測!」って言いながら、また来年も、そして思い出した時にはいつでもずっと、こんな時間が過ごせればいい・・と、心の中で小さく祈った。