撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

おかあちゃん(ちりとてちん)

 落語家相手に漫才してはる・・すごいおかあちゃんや・・。


 どこにいっても彼女のペースで話すおかあちゃんはすごい
と思う。それに自然体で対応する草若師匠もやっぱり大物だ。


 喜代美の落語家修行が始まる・・。そういえば父の塗り箸
修行も・・こりゃ大変なことだ・・と腑に落ちるお父ちゃん。
 家中の掃除・洗濯・食事の支度・・とへとへとの喜代美
ちゃん、これじゃまるでおかあちゃん・・とのつぶやき。そう
ねえ・・にいさんたちも先輩というよりお姑さんみたいだし(笑)。


 そういうものなのだろう・・。落語に限らず、仕事というもの
ある意味では世界すべて、生きることまるごと・・。カニ鍋とて
上澄みは極上のスープ、鍋底は雑多なきれはし。人間たるもの、
根底には生きることそのもののあらゆる煩雑なことを抱えながら
その奥底に光るもの、支える芯となるものは、「愛」なのだと
思う。だからこそ、可笑しくてあはれ・・なのかもね。