撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ちりとてちんの恋

 ブログ巡りをしていたら「ちりとてちんが面白い」という声が
増えてきたような気がする。一見、いかにもありえないように
見える話なのに、かえってトレンディドラマと呼ばれるドラマより
リアルで細やかに思える・・という説になんとなく頷いたりして。


 大好きな鴨居まさねさんの「雲の上のキスケさん」で、主人公
眉子さんが「キスケさんの描く漫画って絵本でエロ本なのね」と
いって、キスケと編集者を唸らす場面があるけれど、その言い方で
いえば、「ちりとてちんって落語で恋愛ものなのね」って感じです。
 ただの恋愛ものじゃないのがミソかな?練りに練った落語の洒脱さ
が感じられるってか?(笑)。


 いま、表では草々が気になって草々と喜代美の恋の行方が気に
なってはいるけれど、裏では草若師匠が気になって気になって仕方
がない。小草若が「しょうもないことや」という秘密が、草若師匠と
奥さんの大恋愛話だったりするんじゃないか?あの草若の飄々とした
内側は、弱くて熱くてとてつもない甘い愛情に満ち溢れてるんじゃ
ないか・・なんて考えて楽しんでいるところなのであります。


 歳をとっての恋愛は、お伽話でお経か落語・・かもしれないな。
どちらも奥が深いですからね・・・(笑)。