撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

あんたのほうやろ(ちりとてちん)

 誰がなんていうても草々にいさんを連れ戻します・・と
草々のもとへ駈ける喜代美。あ〜ん、このどうしようもない
衝動にも似た心の動き・・いいなあ。喜代美の落語への想い、
徒然亭一門への想い、そして何より・・ずっと抑え続けてきた
草々への想いがすべて溢れ出したようでした。


 いろいろ見所はあったけれど、好きなのは菊江さんたち。
寝床での喜代美の発言をきいての呟きはホロリ・・。
「えらいしっかりしたなあ・・」「もうすぐ年季明けやもん」
 衝立一枚で、違う部屋・・という文化を持つ日本は、知って
いても聞いていても口出しせずに見守る・・という大人の
文化も持っていたはずだ。子供が大人になる時期には、こんな
風に大きく道を外れない限り何も言わずに見守ってくれる人
の存在が必要なのかもしれないと思う。


 四草は今日も冴えてる。小草若ちゃん、返しは「何でオレが」
じゃなくて、「なんでお前に言われなあかんのや」でしょ(笑)
「華がない」発言が草原・四草のマジムードの写真だったのね。
「ボク・・」といった四草には確かに危ない(笑)華があります
よ・・でもまだ末っ子から抜け切れてないし・・(笑)。


 収穫ないなあ・・と歩き回った小次郎おじちゃんの最大の
収穫は草々を見かけたこと・・そうかそうつながったか・・。
そうだよね。お父さんの座布団に顔をうずめて眠る草々は
何だか捨てられた子犬(がかなり大きく育ったやつ)みたいで
いじらしかったです。昨日の話を聞いて、あの草々のやけに
大きな茶碗も草若師匠の愛情だったわけね・・などと思って
しまいました。


 ああ!明日が気になる!!!