撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

そうそう・・(ちりとてちん)

 草々にいさん、ホントに冗談の似合わないヤツだねえ。オンナ
のところ・・なんて言って笑ったかたちに力をいれたくちびるが
小さく震えているじゃない・・と思ったら涙が溢れそうだった。


 落語をしていなければここにはいられない・・と、いい子独特の
思い込みをしていた草々だけれど、ほんとうはもうとっくに家族
のように特別の感情が芽生えていることに気付いてない。そして
落語だって、ここにいるためのものではなく、かけがえのない
大切なものになっているに違いないのに・・・。


 「捨てられてしまう」「追い出されてしまう」と、どこかに
怖れを持っていた草々はもう怖れるものはないはずだ。「弟子に
なって下さい」と異例の頼みを出した草若師匠とは、「破門」と
いう一区切りがついたはずだ。
 今度徒然亭と縁が出来るときは、それは草々自身が選んだとき
だろう。拾うも捨てるも自分。何も怖れることはない。本当の
親子にだって親離れ・子離れの時が必要なのだ。草々にだって
なにか節目が必要なのだろうと思う。


 草々と小草若の出逢いのシーンが最高だった。この出逢いが
あって、今のふたりがあるんだ。草々のほうが数日だけ先輩って
いうのは、草々がやって来たから小草若が落語を始めた・・って
ことなんだろうか?それも想像できて面白い。


 あのスーツにもそんな思い出があったとは・・今まであの
スーツにだれも突っ込まなかったけれど、鈍い(笑)A子ちゃんは
ともかく、だれひとり突っ込まなかったことはかえって不自然でも
あったのだけれど、突っ込ませないくらい強い思い入れが自然と
感じられたんでしょうねえ・・なんて思ったりして。確かにあれも
加えて、いかにも草々らしかった・・ですもんね。


 さて、小草若ちゃんと喜代美のシーンで終わった本日・・いったい
明日はどうなるんだ!ストンと落としたりしないよねえ・・でも
いきなり盛り上がったりもしそうにないけど・・(笑)。
 もっと気になるのは草々がどこに向かって歩いているのか!
なんか「ふるさと」っぽいんですけど・・。焼き鯖とか、恐竜少年
とか、まさか、おかあちゃんとか出てこないよねえ・・(笑)。