撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ともに生きていく覚悟をすれば(どんど晴れ)

 森昌子演ずるお母さん、今日は冴えてましたね。お父さんをふ〜ん?
と見つめる顔の角度やら、わざわざお父さんの横で柾樹のうちに電話
かけるあたりやら、「ビールのんじゃおうかなあ・・」なんて・・。
 いろんな夫婦があっていろんな関係があるのだと思った。正しい形や
間違いなどないのだ。悩むことはあっても・・。


 柾樹という男もまた少しずついろいろな面を見せてくれる。何だか
頼りなくて根暗っぽいイメージで始まったけど、要所要所ではなんだか
不似合いなほどにおいしいとこどりのようにかっこよく決めてくれちゃう
し、なんかねえ・・と思ってたけど。元カノに揺れてるかと思ったら
今日はけっこうぴしゃりやってくれて気持良かったし・・。朝ドラの
登場人物で成長するのはヒロインだけではないんだ・・なんて気づかせて
くれたりする。両親との縁の薄いこの男の子が、夏美と一緒に生きて
いこうと決めたことで、この柾樹もまたヒロインとともに成長していく
のだろうと思えるようになってきた。


 人間同士の関係、軋轢を生まないためには、そこそこの深さでつきあう
ことも必要ではある。心優しい若者は、自分が傷つくことを怖れることも
あって、優しいけれど踏み込まない、何かあったら一歩引き、嫌になったら
別れちゃう・・ってこともよくある話。
 それでも、どうしても避けて通れない相手、どうやっても一緒にいたい
相手とやっていくためには、それなりに考える。仕事の関係などは、それ
なりに割り切って対応できるけれど、一番、大変なのは大好きな相手かも
しれない。


 自分を変えることはとても勇気のいることだ。妥協するのではなく、
必要に応じて自然と変わっていくこと。自分を偽らずにしかも相手と
交わっていくこと。それは、一緒に生きていきたい!と思えるほどの
相手がいてこそ出来ることなのかもしれない。夏美と柾樹がそれぞれに
お互いのことを思いやりながら自分のやり方をこれからどうやって見つけて
いくのか見守っていきたいと思う。


 智也くんは今日も可愛い!弟らしくちゃっかり甘えたりするところも
いいよ〜って許せちゃう。お布団の中で、ふたりを見回して「やっぱ
お邪魔ですね・・」とつぶやく智也くんはカメラ目線だったような・・。
 神木隆之介くんファンへのNHKのさりげないプレゼントか!(笑)


 元カノ登場の思わせぶりなカメラワークやBGMにはいつも笑わせてもらって
しまいます。お邪魔かな?と思えた智也、なんだかこの場面にいてくれて
よかったなあ・・と思ったりして。
 ちょっとひっかかったところ・・。男同士だったらともかく、上司が
部下の女性社員を「おまえ」って呼ぶだろうか?男女超えて同志のように
バリバリ仕事した関係なのかな?なんとなく不自然な親密さを感じてしまった
わたし・・・。明日も楽しみです!