撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

会いとうない(芋たこなんきん)

 人が会いたくないというときは、必ずしも逃げているとき
ばかりではない。嫌いなわけではない。


 大人になれば、何があっても自分で決めなければいけない
ことがあるのだろう。「見切りをつける」ことが必要な時も
あるのだろう。


 親子といえども・・いや、親子だからこそ、甘えてはいけない
時、甘えたくないとき、甘えさせてはいけないときがあるのだろう。
 自分が苦しいとき、人に優しくするのは大変なことだ。しかし
自分に余裕があるのに、その人のことを考えているのに、手を
差し伸べるのを我慢することもまた、大変なことなのだろう。


 だれかのことを本当に思う・・ということは、時に苦しい。
自分のことを真剣に考えることも、時には厳しい。