撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

おやすみなさい・・のまえに

 考えるほどに考えがまとまり、これからの道がきれいに浮かびあがる
ことがある。反対に、考えれば考えるほど、どちらが正しいのかわから
なくなってきて途方に暮れることがある。


 答えを出すことでなく、考えることによって様々な考え方があることを
知りたいだけの気分のときもあるし、もう一切考えたくないときもある。


 今日の気分はどうだろう?何を考えようとしているのかさえ定かでは
ない。ただ、この場所でこうして物思いに耽っていられる平穏を貪って
いる。いまのわたしにとってはひとりの時間が貴重に思えることも確か。
自分で考えてじぶんで結論を出せることも幸せのひとつ。


 しかしながら、どこかで懐かしく感じる。さあさあ、今日はそこまでに
して、続きはまたあした・・と優しく寝室へと追いやられたあの子供の
日々。すごく悩んでいたようで、実は親の羽根の中で守られていたんだなあ
と思う。いまのわたしは子供たちにそんな安心感を与えているだろうか?
と振り返ると、悩むことがまたまた増えそうではあるけれど、せめて、
かさかさの心でなくふかふかの心で接することが出来ますように・・・と
幸せのまま、眠りにつこうと思う。